HOME > ソフテックだより > 第388号(2021年10月20日発行) 現場の声編「ソフテックに入社して〜ソフト開発未経験での入社〜」

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ソフテックだより 第388号(2021年10月20日発行)
現場の声編

「ソフテックに入社して〜ソフト開発未経験での入社〜」

1. はじめに

私は2020年12月に第二新卒としてソフテックに入社しました。
在籍期間はまだ約10か月と浅いですが、今までの業務を通して学んだこと、感じたことをお伝えしたいと思います。

2. 入社を決めた理由

私は大学で応用化学を専攻し、前職はプラスチック成型品の品質管理部門に勤めておりました。当時、ソフト開発どころか、IT全般に関する知識・経験がかなり浅い状態でした。それにもかかわらず、なぜソフト開発をしているソフテックへの入社を決めたのか、理由は2つです。

(1) 数年後振り返ったときに具体的な成果物や知識(資格)が得られる職に就きたかった
これから長い間働くからには、振り返ったときに、成長や得たものを実感したいと思っていました。そのような実感が、学生時代にもやりがいやモチベーションに繋がっていたため、仕事でも大切にしたいと思っています。
(2) 派遣型ではない形態で働きたかった
未経験職でさらに職場環境が頻繁に変わることが不安だったため、ソフテックの勤務形態に魅力を感じました。実際、ソフト開発の知識・経験が浅い状態で職場も変わる可能性があると考えると手一杯だったと思います。

全くの未経験職に就くことに不安はありましたが、挑戦するなら今しかない!と思い決意しました。

3. 携わった業務と学んだこと

今まで私が携わった3つの業務を通して、学んだことをご紹介したいと思います。

3.1 通信設定書き込みツール

私が初めて作成したツールです。この業務を通して学んだことは、自分で調べることの大切さです。正直はじめは説明に出てくる言葉も分からず、スタートラインにも立てていないなと打ちのめされた記憶があります。とにかく分からないことは調べる→理解する→次に活かすというサイクルを実践することを意識していました。
先輩に聞いた方が早く解決できるのですが、苦労したことは記憶にも残りやすく派生知識も得られるため、自力で解決することの意義深さを学びました。

3.2 既存ソフトの機能追加

この業務を通して学んだことは、分かるところから紐解いていくということです。
まず既存ソフトの概要を把握することから始めたのですが、何千行というコードを見たのも初めてで、知らない用語も多くあり圧倒されてしまいました。在宅勤務が始まったタイミングでもあり不安だったことを覚えています。
全てが理解できないことはないだろうと言い聞かせて、とにかく分かりそうなところを探しました。1つ分かると、ここではこんな処理をしているのかも、と当たりを付けられるのでパズルのように全体像を少しずつ掴むことができました。また、在宅勤務中も先輩方に質問対応等フォローいただきながら業務に取り組むことができたので、理解の助けになりました。

3.3 監視システムアプリケーション

とある監視システムの制御・設定を担うソフトで、主に私はポップアップ画面の作成を行いました。この業務から学んだことは使う立場で考えるということです。
今まで仕様書通りに作成することで精一杯でしたが、上司や先輩方から視認性、判読性、操作性などを高めるようアドバイスをいただくことが多く、使う側になって考えることの重要性を感じました。最近は普段使っているアプリやサイトの入力フォームでも、こう出来たらもっと使いやすいのに、と考えるようになりました。
下図はアドバイスを元に修正したポップアップ画面の例です。

ポップアップ画面の改善(例)
図1.  ポップアップ画面の改善(例)

4. 今後の課題・目標

今後の課題・目標として考えていることをいくつか挙げたいと思います。

4.1 スケジュール管理

作業内容から所要時間の見当をつけられるようになることが目標です。1つ1つの作業のスケジュール感を意識して取り組むことで、感覚を掴んでいきたいと思っています。

4.2 基本情報技術者試験をパスする

情報系に関して浅学なため、まず基本知識を身に着けたいと考えています。コロナ禍で受験を先延ばしにしていましたが、早々に勉強を進めて取得したいと思います。

4.3 定石を身に着ける

コーディング、PC操作に関しても、“普通”が分からないということが多々あり、これはかなりの致命傷だと感じています。すぐに身に着けることは難しいものですが、他の人が書いたコードを見る、「普通はどうなのか」ということを考えることを意識しています。

4.4 説明力の向上

先輩方に質問する際に、何が分からないのか、どんな根拠でこの仕様にしたのかということを簡潔に伝えることができていないと感じることがよくあります。今は先輩方が意図をくみ取ろうとしてくださりますが、今後お客様に説明するような時には今の状態では理解していただけないと思います。
根拠を把握しながら作業する、結論から述べることを意識しているのですが、なかなか実践するのが難しいです。

5. 最後に

社会人としても技術者としても、日々反省点ばかりで落ち込むこともありますが、上司、先輩方に助けていただき仕事を進めることができています。
また時々ではありますが、小さくても自分の成長を発見できることもあり、もっと頑張ろうというモチベーションに繋がっています。
これからも壁にぶつかることばかりだと思いますが、当初の目的「数年後振り返ったときの明確な成長」が得られるように頑張りたいと思います。

(Y.M.)


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