HOME > ソフテックだより > 第352号(2020年4月15日発行) 現場の声編「入社して一年を振り返る」

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ソフテックだより 第352号(2020年4月15日発行)
現場の声編

「入社して一年を振り返る」

1. はじめに

私は、2019年4月に入社した新人の社員です。「入社して半年」を題材にしたソフテックだよりを執筆してから、また半年経ち、あっという間に二度目の春です。本稿では、「入社して一年」を振り返ります。拙い文章で恐縮ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

2. 一年を振り返る

2.1 入社半年と比較して

半年前と言うと、10月頃でしょうか。八戸はまだまだ暑かったので、駐車場の枯葉を、汗をかきながら竹ぼうきで集めていた覚えがあります。
このあたりから、私はようやく会社の環境に慣れ始めていました。ずばり、半年前から最も成長したのは「環境への慣れ」です。実は今でも出社・退社の挨拶に緊張感があるのですが、半年前よりは随分と素になりました。
普通ならそこは「仕事に慣れてきた」なんて言うのかもしれませんが、まだまだ先のことです。情けないことですが、入社して1年か2年では「頼りになる社員」にはなれないと思っていました。ですので、いずれは立派な社会人になる、という目標を掲げつつ、まずはこの場所に慣れようと心に決めていました。
過度に緊張していると、間違えそうもないことを間違えたり、思った通りに説明できなかったりと、実力を発揮できません。よく耳にする「自分はまだ本気出してないだけ」ではありませんが、上手くやれなかったなと思う場面は何度もありました。半年前と今を比べると、少しずつですが、想像通りにできた、と思えることが多くなっています。

また、社内のインターンシップに指導員として参加することで、自身の成長を感じることもありました。私は開発体験の補助や、休憩時間の軽い雑談などに対応しています。インターンシップに指導員として参加するのは初めてだったので、半年前はかなりぎこちないサポートだっただろうなと、少しだけ恥ずかしくなります。ですが、それから回数を増すごとに、初めは分からなかったソフトの操作を学生さんに教えられるようになっていったり、参加された学生さんたちが笑顔で話をしてくれたりして、少しは成長したと思えています。

インターンシップの指導員として(イメージ)
図1.  インターンシップの指導員として(イメージ)

インターンシップの補助をスムーズに行うための対策として、通常業務でソフトの使い方を覚えたり、インターンシップで配布する資料を読んだりして、本番に備えました。また、先輩から「丁寧に、笑顔で対応すること」「インターンシップに参加してくれたことへ感謝すること」をアドバイスいただき、それを実践するようにしました。せっかくソフテックに来ていただいたのだから、学生さんには少しでも多くのことを学んでもらい、参加してよかったと思ってもらうために、アドバイスを意識して対応しました。今後は慣れることによって事務的な対応にならないよう、この意識を継続していきたいと思っています。

2.2 一年後の予想

入社半年と今を比べると、劇的な成長はありませんでした。特に技術的な面では、新しいことを覚えることに必死で取り組んでも、ケアレスミスがなかなか減らなかったり、予想よりも時間がかかってしまったりして、悔しい思いをしています。ですが、ここで挫けることなく、努力を継続していきます。ですので、一年後は今よりもワンランクアップした社員になっているはずです!

3. 今後の課題

3.1 先行検討に慣れる

お客様とやりとりをするのはまだ先になるため、本格的な先行検討の前に、慣れておきたいと思っています。先行検討とは、作業を開始する前に、完了するまでにどのような問題が起こるか、臨機応変に対応するため事前に準備を行っておく、という考え方です。
昨年10月末に、若手社員研修会に参加し、先行検討について学ぶ機会がありました。それを機に、作業を計画的に行う目標を立てていましたが、予想よりも工数が増えてしまうことがあり、上手くいっていません。今できる対策として、作業が後戻りしないように、こまめなバックアップを取るようにしています。文書や設定ファイルなどを、進展がある都度保存しておくことで、間違いや修正が必要な時、簡単な対応で済ませることができます。

3.2 説明する力を身につける

半年前に執筆したソフテックだよりでも話題にあげたのですが、説明する力がないと、質問するのも一苦労です。ですので、説明力をつけるために、専門用語を正しく使うこと、分かりやすい表現を使うことを目標にしてきました。業務に慣れてきたため分かることも増えてきましたが、依然伝わりにくいことがあり、説明力不足を痛感しています。お客様から要望を最大限引き出すためにも、質問する力は重要だと思います。今後も継続して、説明上手を目指します。

3.3 5Sの実行

5Sの整理・整頓・清掃・清潔・しつけを実行していきます。私自身が5S推進室に所属しているからでもありますが、自分の働く環境を整えていきたいとも思っているからです。推進室員であるにも関わらず、まだまだ実行に至らないことが多いので、いずれは所員の皆さんに影響を与えていけるように、まずは一番手軽な挨拶から頑張っていきます。

4. 最後に

入社半年と比べると、大きく変わっていることは多くありませんでした。作業工数が予定よりも増えてしまったり、業務でケアレスミスを出してしまったりするのは、悔しいですが今もあります。ですが、全く成長していないわけではありません。それに焦ることなく、立派な木の年輪のように、少しずつでも成長していきたいと思っています。

(Y.H.)


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