HOME > ソフテックだより > 第148号(2011年10月19日発行) 現場の声編「ソフテックの挨拶の取り組み」

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ソフテックだより 第148号(2011年10月19日発行)
現場の声編

「ソフテックの挨拶の取り組み」

1. はじめに

ソフテックでは5S(清掃・清潔・整理・整頓・躾)の推進に力を入れて取り組んでおり、特に躾として「挨拶」について、力を入れて取り組んでいます。
今回は、ソフテックで行っている「挨拶」推進活動の状況について紹介したいと思います。

2. 活動内容

2-1. 挨拶運動

本社側では、毎週水曜日の朝に係りの人が入り口に立って、出勤してくる人に挨拶を行っています。
八戸側では、毎日、朝礼形式で挨拶の練習を行っています。

挨拶運動では、ただ挨拶を行うだけでなく、挨拶を受ける側(係りの人)が評価を行います。
また、「適切な目線の向け方」や「気持ちを込めて笑顔で挨拶する」など、毎回テーマを決めて挨拶運動を行っており、そのテーマを意識して挨拶を行っています。
(挨拶運動については、ソフテックだより 第104号 現場の声編「5Sメンバーになってからの意識変化」でも紹介しています)
評価結果は社員間で情報共有しており、良い挨拶をした人や何を改善するべきかがわかるようになっています。

挨拶運動評価例
図1. 挨拶運動評価例

2-2. 来客時の立礼

お客様がご来社された時とお帰りになる時に、全社員が起立して挨拶を行っています。
ソフテック本社は建物の構造上、全社員が同時に挨拶することは不自然になるため、入り口に近いグループは早めに挨拶し、入り口から遠いグループは少し遅れて挨拶する、という風にグループでタイミングを決めて挨拶を行っています。

来客時の挨拶風景
図2. 来客時の挨拶風景

3. 取り組んで感じたこと

3-1. PDCAのサイクルを回す

これらの取り組みに対して、PDCAのサイクル(Plan[計画]、Do[実行]、Check[チェック]、Action[改善])を回して改善を行っていかなければ意味がありません。
この点について、ソフテックでは、各ミーティングで5Sについて話し合われた結果や挨拶運動の結果報告を元に、5S推進室で今後の改善案の検討や次への取り組みの検討を行っています。
少しずつではありますが、良い方法になってきていると思います。

3-2. 継続することが大事

挨拶運動を始めてから約2年半、来客時の立礼を始めてから約1年半が経ちます。
挨拶運動に関しては、開始当時の評価方法と現在の評価方法が異なるため、一概に比較できませんが、挨拶運動の担当者としてみていると、確実に全社員の挨拶が向上しているのがよくわかります。また、最近では挨拶についてお客様にお褒めの言葉をいただける機会も多くなり、その点でも社員の挨拶が向上してきているのだと思います。
来客時の立礼についても、開始当初は「起立すると作業が止まり、時間が勿体ない」と言う意見や、挨拶をしているのかしていないのか判らない人もいましたが、今では起立して挨拶することが普通になり、全社員が挨拶を行うようになりました。

3-3. 内面的なものの向上は難しい

挨拶運動のテーマを「自然な笑顔」とすることがありましたが、多くの社員が難しいと言います。また評価する側も何を持って「自然な笑顔」と判断するのかが難しいです。「自然な笑顔」で挨拶するためには、やはり日々の練習しかないと私自身は考えています。毎日何十回、何百回と行う挨拶でどれだけ気持ちを込めて挨拶するか、ということだと思います。ただ、その練習をしてもらうために、どう活動に盛り込むのかということについてはまだ回答が出ていない状態です。引き続き考えてよい方法があれば活動内容に盛り込みたいと思います。

3-4. 協力会社の挨拶も向上

ソフテックでは、派遣会社など協力会社の社員に常駐して作業を行っていただく場合も、できるだけ5S活動にご協力いただくようにしています。
ソフテック社員のように挨拶運動をしていない協力会社の社員の方でも良い挨拶をされていると見習いたいと思ってしまいます。
逆に、以下のようにソフテック社員がよく指摘を受けていたような挨拶をされる方を見ると、「ソフテック社員も以前はそんな感じだった」と振り返ることができます。

  • 挨拶の声が小さい。
  • 覇気がない。
  • 立ち止まって挨拶しない。
  • 体が正面を向いていない。
  • 目を合わして挨拶しない。
  • 挨拶と礼を同時に行っている。
  • 挨拶運動に遅刻する。

そのような方が5S活動にご協力いただくことによって、次第に挨拶が良くなっていくのを見ると嬉しくなってしまいます。

3-5. 挨拶運動時にお客様にご来社いただくときも

特に本社では、挨拶運動の時間帯にお客様にご来社いただくことが時々あります。挨拶運動中は、常に係りの人が玄関前に立って挨拶するため、全てのお客様はまず驚かれます。ですが、その後「良い活動をしていますね」とお褒めの言葉をいただいたこともありました。

4. 最後に

ソフテックでは、「日本一挨拶のよいソフトハウス」を目指しています。
何を持って日本一とするのかは難しいところではありますが、私自身の考えとしては、第一ステップとして「挨拶で印象を残すこと」、第二ステップとして「挨拶で感動を与えること」が日本一に近づいたと言えるのではないかと考えています。これまでの活動によって第一ステップの半ばまでは来ているように思います。これから第一ステップをクリアし、第二ステップに達するためには、まだまだ遠く険しい道のりではありますが、継続することと改善を繰り返すことしか道はないと思います。
これからも日々改善を行いながら継続し、少しでも「日本一挨拶のよいソフトハウス」に近づけるように活動を推進していきたいと思います。

(T.M.)


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