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ソフテックは『日本一挨拶の良いソフトハウス』を目指しており、その一環で挨拶運動を行なっています。それと同時にソフテック本社でも2010年2月から『立礼』を行っています。
私は立礼を推進する立場にいるのですが、立礼を始めるにあたって、そこまでする必要があるのか?等様々な葛藤がありました。私がそうなのですから、他の人はもっと抵抗があったと思います。
また、立礼を開始してからも、様々な問題があり、少しずつ改善を行ってきました。
立礼を開始してから今年で5年目を迎えることになりますが、推進する立場として気付いたことを紹介したいと思います。
ソフテックの立礼は、お客様や協力会社の方が来社された時とお帰りになるときに、社員全員が起立して「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と挨拶します。
ソフテックだより第180号「挨拶運動 −立礼をしてきて感じてきたこと−」でソフテック八戸事業所での立礼が紹介されていますが、ソフテック本社とソフテック八戸事業所とではやり方が少し異なりますので、私が所属しているソフテック本社のやり方を紹介します。
そばを通らないときでもお客様の背が見えるまでは起立したままでお迎えします。
お帰りの時も応対した社員がお客様を先導して「お客様がお帰りになります」の掛け声を合図に社員全員が起立して「ありがとうございました」と挨拶をして見送ります。
図1. お客様の動線と立礼のイメージ
立礼を開始するにあたって一応の手順を決めていましたが、実際に開始してみると様々な問題が発生し、改善を行っています。
その中の幾例かを紹介します。
開始当初、全社員で一斉に挨拶を行っていました。しかし玄関から近くの人と遠くの人がいて、玄関近くで一斉に挨拶した後、玄関から遠い人はお客様が近づいたらもう一度挨拶する、という現象になっていました。
そこで、一斉の挨拶とはなりませんが、机の島ごとに代表者を決め、その代表者に合わせて挨拶することにしました。
開始当初は、お客様を案内するときに「お客様がいらっしゃいました」と掛け声を掛けていました。しかし、玄関近くの会議室に案内するときは、挨拶のタイミングが遅れ、お客様の背中に向かって挨拶したり、既に会議室に入ってしまったお客様に挨拶することがありました。
そこで、お客様を応対する前に「お客様がいらっしゃいました」と掛け声を掛けるようにすることで、お客様を案内するときには挨拶をする態勢を整えることができるようになりました。
立礼を推進する立場として感じたこと・気付いたことを以下にあげます。
少しずつ普段の社員同士の挨拶も良くなってきているように感じています。
挨拶運動と立礼をすることで、社員の挨拶への意識が高まってきているのではないかと考えています。
立礼の開始当初は、驚いたり、恐縮されるお客様もおられました。それはこちらがぎこちない挨拶をしていたからだと思います。
最近ではお客様からも良い挨拶を返していただくことが多くなりました。それによってこちらの挨拶も良くなってきているのだな、と感じることができます。
また、お客様から良い挨拶をしていただくことで嬉しくなり、もっと良い挨拶をしようという意欲に繋がっています。
立礼を取り入れてから、お客様が来社されて社内を見渡した時にどう感じるか?ということも考えるようになりました。
挨拶だけに留まらず、5Sの視点でも様々な改善につながっています。
自画自賛でありますが、挨拶運動と立礼を続けてきて、まだ改善の余地はあるにはありますが、一定のレベルに達しつつあると感じています。
今後さらに一段階レベルを上げるためには、どうしていけば良いのかを検討する時期に来ていると考えています。
今年で挨拶運動を始めて6年目、立礼を開始して5年目の年となります。
冒頭に記載したように、ソフテックでは『日本一挨拶の良いソフトハウス』を目指しています。当初は途方もないことで正直実感が伴いませんでしたが、今は着実にそれに向けて歩んでいることを実感しています。それも継続することと改善を積み重ねることをしてきた結果だと思います。
これからもさらに良い挨拶となるよう、改善を積み重ねていきたいと思います。
(M.T.)
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