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ソフテックだより 第346号(2020年1月22日発行)
現場の声編

「健康管理の実践3 〜食事編〜」

1. はじめに

ソフテックでは2017年度に健康経営推進室が発足し、社員の健康管理の改善に取り組んでいます。推進室活動としては、健康診断の取りまとめや、インフルエンザ予防接種などを行っています。
健康管理の基本的な考え方は予防になります。そのため、健康診断で自分の健康状態を把握し、日常的な取り組みで改善していきます。ただ、年とともに、健康診断では診断されない症状が増えていきます。例えば、目の疲れといった疲労感や腰痛、肩こりなどのような節々の痛みなどです。

以前、ソフテックだより第284号現場の声編「健康管理の実践」ではソフテック社員が陥りがちな身体の不調とその対策について、 第294号現場の声編「健康管理の実践2〜運動編〜」では運動による健康管理の実践について、それぞれご紹介しました。今回のメルマガでは、食事編と題して、健康の3要素と言われている、「運動・栄養・休養」の内、栄養に当たる食事についてご紹介したいと思います。
私は結婚してはや9年、2人の子供がいます。食事は平日は妻に作ってもらい、休日は私が作ったり、作らなかったりです。子供が小さい頃は子供の食事は別メニューでしたが、上の子供が幼稚園に入ったころから、別メニューを作らず、私たちと同じ食事を食べるようになりました。そのころから、子供のためにも食事の栄養について気を配るようになりました。
今回のメルマガでは食事についての参考情報と、私が食事について気にしている内容について紹介いたします。

2. 食事についての参考情報

食事に関する参考情報として、以下に「栄養3・3運動」と「食事バランスガイド」について簡単にご紹介します。

2.1 栄養3・3運動

厚生労働省が一般の方を対象に正しい健康情報をわかりやすく提供するために開設したサイト「e-ヘルスネット」(URL:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)に、賢く食べるためのコツとして「栄養3・3運動」(出典URL:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-001.html) が紹介されています。「栄養3・3運動」は基本的な食生活のあり方を簡単に示したもので、「3・3」は3食・3色を意味し、毎日、朝・昼・夕の3食と、3色食品群のそろった食事をとることを勧めている運動です。

3色食品群は「赤色の食品」、「黄色の食品」、「緑色の食品」で、以下のようなものです。これらの食事を毎食バランスよくとることで、健やかな体の維持に必要な栄養素が摂取され、生活習慣病などの予防につながります。

栄養3・3運動
図1.  栄養3・3運動

2.2 食事バランスガイド

厚生労働省と農林水産省が共同で、生活習慣病の予防を目的とした日本の食生活指針をわかりやすく具体的に実践するツールとして策定したものが「食事バランスガイド」 (出典URL:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/gaido-kihon.pdf)です。「食事バランスガイド」は「何を」「どれだけ」食べたらよいのかを分かりやすくコマのイラストを用いて、示したものです。「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」の5項目について、項目ごとの摂取量の目安が示されています。

食事バランスガイド
図2.  食事バランスガイド

この「食事バランスガイド」をもとに食生活をチェックすることができる資料として、「毎日の食生活チェックブック」(出典URL : https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/img/e-03-008.pdf)というものもあります。
このチェックブックをもとに私の食事一日分の適量を調べてみました。ソフトウェアエンジニアはほとんど座って作業をします。そのため、活動量は「低い」になります。その場合、30代男性の一日の摂取エネルギー目安としては以下のようになります。

エネルギー ・・・ 2200±200 kcal
主食 ・・・ ごはん中一杯(150g) : 3杯から5杯
副菜 ・・・ 味噌汁3杯 + 野菜炒め
主菜 ・・・ 豚肉のしょうが焼き
牛乳・乳製品 ・・・牛乳1杯
果物 ・・・ みかん1個

主食と副菜はそれなりの量ですが、それ以外は簡単に超えてしまうような量です。
運動をしていればもう少し食べられるのですが、運動をしていないとこれぐらいが適量のようです。

私は、ここ数年は運動量も変わらないのに、順調に体重が増え続けています。
知らず知らずのうちに食べ過ぎてしまっているように思いました。

3. 食事について

前述の通り、私は業務中はほぼ座って、PCに向かい作業しています。
座っているので、体自体の疲れは少ないですが、目に見えない疲れが溜まっているようです。
それぞれの症状と食事での対策について紹介したいと思います。

3.1 疲れ目対策

PCのモニタを一日中凝視していると目が疲れます。
私はあまり疲れ目を気にしたことがないのですが、今回このソフテックだよりを書くことでその理由がわかりました。どうやら知らず知らずの内に対策ができていたようです。その内容を紹介したいと思います。

(1)ビタミンA
ほうれん草、ブロッコリ、カボチャ、にんじん、トマトにはビタミンAが多く含まれています。
ビタミンAは目の粘膜や網膜の状態をよく保ってくれるそうです。
これらの食材ですが、我が家では離乳食のメニューでよく使っていたため、頻繁に食べていました。
また、これらの食材には目に良いとされているルテインという栄養素も含まれています。
(2)ビタミンB群
豚肉、のり、牛乳、納豆にはビタミンBが多く含まれているそうです。ビタミンBは目の疲れを和らげる働きがあるそうです。
豚肉は皆さんも普通に食べると思いますが、のり、牛乳、納豆は食べようと思わない限りは食べないと思います。
牛乳については、コーンフレークを家に常備しており、私は朝、時間がないときによく食べています。
また、のりや納豆は朝ごはんの定番メニューですので、(嫌いでなければ)取りやすいかと思います。
(3)その他
ブルーベリーが目に良いといわれていますが、私の場合、ジャム以外でブルーベリーを食べる機会はありません。目に良いとされているのでいつか試してみたいと思います。

3.2 腰痛対策

仕事中は一日中座りっぱなしですのでたまに腰が痛くなります。また、肩こりにもなります。
特に普段使っていない椅子で長時間作業をしたときは、かなり腰に来ます。

腰痛や肩こりに関しては食事よりも運動やストレッチのほうが効果的かと思いますが、腰痛対策の食材について紹介します。

(1)カルシウム、たんぱく質
骨や筋肉が弱っていると腰痛になりやすいそうです。そのため、カルシウムやたんぱく質が良いようです。カルシウムとたんぱく質と言えば牛乳です。目に良い食事と一緒に対応できそうです。
カップラーメンなどの加工食品には「リン」が多く含まれていて、これはカルシウムの吸収を阻害してしまうそうです。たまに食べる分には問題ないかと思いますが、毎日のように食べると腰痛になりやすくなるそうです。
(2)ビタミンE
長時間座っていると段々と血流が悪くなり、腰痛や肩こりが悪化しやすいです。
血流の改善にはビタミンEがいいそうです。アーモンド、ごま、玄米、大豆製品にはビタミンEが多く含まれています。
個人的にはアーモンドや玄米は料理に入れにくいので、大豆製品である納豆や豆腐で対応しようと思っています。

3.3 ストレス対策

一日中座りっぱなし、一日中PCのモニタを見ていると、自覚症状のないストレスが溜まっていきます。
ストレスには今まで紹介した、ビタミンBやビタミンC、たんぱく質、カルシウムなどが効果的のようです。また、GABA(γアミノ酪酸、神経伝達物質のひとつ)やリコピンなどの抗酸化物質も効果的です。
そのため、トマトジュースが良いようです。

また、やけ食いもストレス発散には効果的です。頻繁にすると肥満や栄養過多などで体に良くないですが、たまには好きなものを好きなように食べるのもよいと思います。健康のために色々対策していたせいでストレスが溜まって健康を害することもあるので、注意が必要です。

4. おわりに

今回のソフテックだよりでは、健康管理について、特に食事の視点で書かせていただきました。
食材によって、栄養は色々含まれていますので、偏った食事をせず、バランスの良い食事をすることが健康につながります。一方で、健康的な食事をしたとしても、睡眠や運動が不足していれば、何にもなりません。食事、睡眠、運動のすべてにおいて、健康に配慮することが大切だと思います。
本稿が読者の皆様の健康を考えるきっかけになれば幸いです。

(S.O.)


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