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ソフテックだより 第342号(2019年11月20日発行)
現場の声編

「東京での生活について −四ツ谷への通勤を考える−」

1. はじめに

私はソフテックへ入社して6年目になる社員で、本社事業所に勤務しています。入社した時から本社勤務でしたが、私自身は青森県出身であったため、本社事業所のある四ツ谷に通勤するためにどこに住むのがいいのかというところで非常に悩みました。近年は、地方からソフテックへ入社してくれる学生も増えていますので、本稿では地方出身者の視点で四ツ谷への通勤について紹介したいと思います。

2. 四ツ谷への通勤手段

四ツ谷に通勤するに当たり、通勤手段としては基本的に電車になるかと思います。会社の近くに住み、徒歩で通勤している方もいましたが、会社付近は家賃が少々高めです。自転車通勤という手段を考える方もいましたが、付近に駐輪場がなく、ソフテック本社への通勤手段として自転車は認められていません。

四ツ谷駅を通る路線として、JR中央線、JR総武線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ南北線があります。入社前はどの路線がいいかなどさっぱり分かりませんでしたが、ある程度東京での暮らしに慣れてきた今、どの路線がいいのか比較してみようと思います。下表にて各路線の混雑率、遅延数を比較しました。

表1. 各路線の混雑率(平成30年度) ※1

事業者名 路線名 最混雑時間帯の前後1時間の平均
輸送力(人) 輸送人員(人) 混雑率(%)
JR東日本 中央線 44,400 81,000 182
総武線 38,480 75,230 196
東京メトロ 丸ノ内線 22,248 36,722 165
南北線 15,948 25,317 159

混雑率の目安
図1. 混雑率の目安 ※2

表2. 各路線の遅延数(平成29年度) ※3

事業者名 路線名 1ヶ月(平日20日間)当たりの遅延証明書発行日数(日)
10分以下 10〜30分 30分〜 合計
JR東日本 中央線 7.7 9.1 2.1 18.8
総武線 7.8 9.6 1.7 19.2
東京メトロ 丸ノ内線 10.3 2.7 0.0 13.0
南北線 10.4 3.4 0.1 13.8

混雑率の結果を見ると、普段の通勤の快適さとしては、比較的混雑率の低い東京メトロの路線がよいかと思います。また、JRの遅延数が多いことから、何か大事な打ち合わせがあるような場合などにも、遅延する可能性が比較的低い東京メトロがよさそうです。本社で電車の遅延で遅刻する人もJR利用者が多いように感じます。ただ、10分以下の遅延に限れば東京メトロの方が多いようですので、普段からギリギリに出社しようとすると少し注意が必要です。
(ソフテックはコアタイムが10:00〜15:00のフレックスタイム制になっており、遅くても10時には出社している必要があります)

3. 東京メトロを利用してみて

私自身はこれまで丸ノ内線や南北線等を利用してきました。それぞれの路線を利用してみての感想などを紹介しようと思います。

まず、入社と同時に丸ノ内線の駅に引っ越しをしました。丸ノ内線沿いは家賃が高い物件も多いですが、荻窪〜中野坂上の区間や方南町〜中野新橋の区間は比較的安い物件もあります。ワンルームや1Kなどで6〜8万円くらいで見つかるかと思います。その区間であれば、通勤時間も10〜20分程度になります。混雑率165%とのことでしたが、体感でもまあまあそれくらいかなあと感じます。新聞を楽に広げられるほどではありませんでしたが、あまり窮屈な状態でもありませんでした。四ツ谷との間に新宿がありましたので、休みの日などは定期券を利用して新宿に遊びに行ったりもしていました。また、南北線と共通の点になりますが、ホームドアが完備されていますので、安全性が高く、それによって人身事故も少なく、遅延も少なくなります。

次に、結婚を機に南北線直通の埼玉高速鉄道の駅に引っ越しをしました。2人暮らしをするために少し広い部屋を探していたところ、四ツ谷駅を通る南北線が埼玉高速鉄道と直通運転をしており、埼玉県であれば比較的家賃が安いことに目をつけました。ワンルームや1Kなどは、都内の安い物件と大きくは変わりませんでしたが、2DKや2LDKなどで探すと結構な差になりました。通勤時間としては、30〜40分程度と引っ越し前より長くなってしまいましたが、始発駅で座って乗り換えなしで通勤できていますので、そこまで気にはなっていない状態です。
また、埼玉高速鉄道は災害時にも強い路線のようです。令和元年の台風19号が関東地方に接近した日に、都内のJRや東京メトロは午後から計画運休をし、それが翌日の午前中くらいまで続いていました。そんな中、埼玉高速鉄道では当日の夕方頃まで運行し、翌日も朝から運行を開始していました。
家賃や通勤面では満足していますが、それ以外の点で少しデメリットを感じる部分があります。
まず、電車の運賃が非常に高額です。例えば四ツ谷まで行くとすると、南北線と埼玉高速鉄道の両方の料金が必要になります。元々埼玉高速鉄道の料金自体が高いこともあり、1ヶ月の定期料金は2万円以上になる場所もあります。通勤だけ考えれば定期料金は会社が負担してくれますが、四ツ谷以外に行こうとすると場所によっては非常に高額になります。また、どこかに遊びに行く際、埼玉方面で探すと家族連れ向けの施設が非常に多いです。家族連れで行くのであればいいのですが、地方から来た新入社員が「どこかに遊びに行きたい!」となった場合にはあまり向いていないかもしれません。都内方面でとなると埼玉からアクセスがいいのは池袋などでしょうか・・・?
なお、南北線は東急目黒線とも直通運転をしており、神奈川方面で住む場所を探してみるのもいいかもしれません。

4. おわりに

今回は地方出身者の視点で四ツ谷への通勤について考えてみました。地元では満員の電車に乗る機会がなく、なるべく快適に通勤できることを考えて路線等の紹介をさせていただきました。満員電車にも慣れてしまえばあまり気にしない人もいるかと思いますので、そういった方は住む場所自体の魅力をより考慮してもらえればと思います。今回紹介した内容が、ソフテックへ入社を希望する方やソフテック以外でも四ツ谷に勤務することになった方の参考になれば幸いです。

[出典]
※1
「三大都市圏で輸送人員は微増、東京圏混雑率は横ばい〜都市鉄道の混雑率調査結果を公表(平成30年度実績)〜 添付資料3:最混雑区間における混雑率(2018)」を元に作成
http://www.mlit.go.jp/common/001299797.pdf
※2
「三大都市圏で輸送人員は微増、東京圏混雑率は横ばい〜都市鉄道の混雑率調査結果を公表(平成30年度実績)〜 添付資料1:三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移(2018)」から引用
http://www.mlit.go.jp/common/001299795.pdf
※3
「東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」(平成 29 年度) 添付資料:遅延の「見える化」について」を元に作成
https://www.mlit.go.jp/common/001269352.pdf

(Y.O.)


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