HOME > ソフテックだより > 第172号(2012年10月17日発行) 現場の声編「入社一年を振り返って(中途採用)」

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さまざまなテーマを取り上げていますので、他のソフテックだよりも、ぜひご覧下さい。

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ソフテックだより 第172号(2012年10月17日発行)
現場の声編

「入社一年を振り返って(中途採用)」

1. はじめに

私は2012年の10月1日でソフテックに入社して1年が経過しました。今回は中途採用で入社して1年間を振り返って感じたことについて、お伝えしたいと思います。

ソフテックに入社して、ソフテックは色々と特徴的な会社だと感じています。なぜ特徴的なのかというと、業績向上のために様々な取り組みを実施しているためであると考えています。例えばこのソフテックだよりもその一つです。
年に数回ホームページに社員紹介を配信する会社は多いと思いますが、月に2回のペースで配信する会社はあまりないと思います。しかも専属で行う人がいるわけでなく、社員が持ち回りで、月に2回というのは結構な頻度だと思います。このような頻度で配信するのはソフテックをもっといろんな人に知ってほしいという思いからだと考えています。私は転職活動をする際に、このソフテックだよりを色々と読み、ソフテックに勤めている社員はこういう人たちで、こういうことをやっているんだなぁということを調べていました。他の会社も同じようなことをやってはいますが、ソフテックの方が圧倒的に量が多く、また、内容についても面白かったので、印象深かったことを、懐かしく思い出せます。こういったソフテックだよりを配信し、また、ホームページに掲載することにより、ソフテックという会社を知ってもらい、そしてそれが仕事や人に結びつくという流れを作っています。ホームページについてはソフテックだより以外にも面白い情報が一杯掲載されています。一年間ソフテックに在籍しましたが、まだ全て見ることができていませんので、この機会にまた見てみようかなと思います。

他に行っている取り組みとしては、例えば5S、Notes、SAMSグループ、研修、などがあります。
前回、私がソフテックだよりを書かせていただいた時(『ソフテックだより 第156号(2012年2月15日発行)現場の声編「ソフテックへ入社して(中途採用)」』)、5SとNotes、SAMSグループについて記載しましたので、今回はソフテックの研修、ソフテックのグループ(SAMSグループ)、および先日行ったソフテック創立25周年イベントについてをお伝えさせていただきます。

2. ソフテックの研修

私は以前の会社で研修を色々と受けてきましたが、そのほとんどがソフトウェア開発におけるテクニカルスキルを向上するための研修でした。ソフテックの場合は逆で、会社が主催するテクニカルスキルの研修はなく、代わりに「品性資本の経営」研修会やモラロジー研究所が開催する講座の受講といった研修があります。それぞれ、テクニカルスキルの向上というより、むしろヒューマンスキルの向上を主眼に置いた研修になります。「品性資本の経営」についての研修は品性を資本として会社、組織を経営、運営するためにはどうするか、という研修になります。ソフテックではSAMSグループというグループ単位でグループ分けされ、それが一つの会社のような組織として行動します。このグループの中でどのように品性を資本として、経営、運営していくのか、ということをこの研修を通じて学んでいきます。これは業務だけでなく、プライベートな場面においても非常にためになる研修です。モラロジー研究所が開催する講座については『ソフテックだより 第170号(2012年9月19日発行)現場の声編「ソフテックの活動について 〜研修と親睦会〜」』を参照ください。私はこれから講座を受講するので、私も上記のソフテックだよりを参考にしています。
テクニカルスキルの研修に近いものにSAMSグループ勉強会がありますが、これについては『ソフテックだより 第160号(2012年4月18日発行)現場の声編「ソフテックのグループ活動」』に内容が記載されていますのでそちらを参照ください。

ソフテックは正社員全員がエンジニアの会社であるため、テクニカルスキルを重視していますが、それにプラスして、社員の人間性について非常に重視しています。
どこの会社でも社員の人間性を重視しているとは思いますが、その人間性を向上させるための研修を定期的に行っている会社はあまりないと思います。

なぜこのような研修を行っているかというとソフテックは人を大事にしているからだと思います。テクニカルスキルは業務でしか役に立ちませんが、ヒューマンスキルは業務以外でもプライベートでも役に立ちます。ヒューマンスキルは潤滑油的な役目を果たしてくれ、そのためか、ソフテックは非常にまとまっている印象があります。何か問題があればみんなで助け合って解決したり、困っていそうな社員に対し、アドバイスをしたりということが自然とできています。
これは仕事が忙しくなるとなかなかしづらいことですが、ソフテックの先輩社員たちは仕事が忙しくても、常に周りを気にかけて、ソフテック全体で効率を向上させるための努力を行っております。そういったソフテックの先輩社員を見ると自分も見習いそのようになりたいなと思います。

3. ソフテックのグループ

ソフテックは3〜7人の単位で社員をSAMSグループというグループ分けを行っています。SAMSグループについても『ソフテックだより 第160号(2012年4月18日発行)現場の声編「ソフテックのグループ活動」』を参照ください。
ソフテックでは業務でグループをくくるのでなく、このSAMSグループで各社員がグループ化されています。

私がソフテックに入社し携わった案件の多くはSAMSグループリーダと2人で行うことが多かったです。そのため、他の人と業務で関わることが少なく、話す機会も少なく、あまり他の人と仲良くなれないのかなと思っていましたが、このSAMSグループで定期的にグループミーティングや親睦会を行うため、SAMSグループの人たちとは接点ができ、色々と話す機会もできました。そのおかげで、ちょっと困ったことでも相談しやすくなり、一人で抱え込むことも少なくなりました。

また、SAMSグループ内で発生した問題をみんなの力で解決しようという意識が高いです。先日、ある案件で不適合が多発し、お客様にご迷惑をおかけしてしまったことがありました。この時、SAMSグループのみんなで解決するため協力し問題を収束させることができました。この時は不適合が多発したということが問題の原因であったので、複数の人で試験を行い、品質を確保するように対応しました。複数の人で同じ試験を行うことにより、それぞれ別の視点で確認ができ、一人が見逃しても、もう一人が見つけることができます。ただ、複数の人で行うため、試験工数が2倍、3倍になってしまいます。
私は自分の担当する案件の納期がまだ先であったので、すんなり作業に入ることができましたが、他のグループメンバーは納期が近かったり、お客様からの問い合わせが頻発している状況であったりと余裕がない状況でした。そのため、私は他の人は大丈夫かなぁと心配になりましたが、それはSAMSグループリーダ指示のもと本案件に取り組めるようそれぞれ作業を調整し、自分の担当する案件のお客様にご迷惑がかからないようにしてから作業を行いました。
この対応ができたのはSAMSグループというグループの結束が高いのと、少人数のグループ単位で社員がグループ分けされていたことが大きいのかなと感じました。普段からコミュニケーションが取れているので、意思疎通の伝達が早く、行動をとると決めてから実際に行動するまでが早かったと感じています。

SAMSグループでは定期的にミーティングを行っており、テーマを決めてグループメンバーみんなで議論を行ったり、自分が勉強した成果を発表したりしています。ミーティングでは一緒に業務を行っていない、グループメンバーの人の意見や考え方など聞けるので、とても参考になります。

SAMSグループの以外の人たちについても、もちろん交流はあります。大きい案件の場合はグループをまたがって業務を行うこともありますし、小さい案件であっても使用する各種機材について、詳しい人に手助けしてもらうことがあります。
例えば私はあまりPLCについて詳しくないので、PLCとネットワーク通信を行うマイコン開発の時、PLCの各種設定や動作について、それを得意とするグループの方に質問したりします。業務以外についても飲み会などで交流があります。4.章にソフテックの本社で行ったイベントについて記載します。

4. ソフテック創立25周年記念イベント

今年の9月26日にソフテック創立25周年記念イベントを行いました。
私はその実行委員会のメンバーではありませんでしたが、実行委員会の方々がみんなを盛り上げようと色々と準備を行っておりました。そのおかげで、非常に盛り上がり、また楽しい25周年記念イベントを行うことができました。
ソフテック創立25周年イベントは社長の記念講演と屋形船での宴会を行いました。また、各社員に120年カレンダーが配布されました。この120年カレンダーは各社員の生まれた月から開始されているカレンダーになります。そのため、一人一人が違うカレンダーになります。
ソフテック創立25周年記念イベントの様子として、以下に写真を掲載します。1枚目の写真は、ソフテック本社が入っているビルのテラスで撮った写真になります。2枚目の写真は屋形船で撮った写真になります。

集合写真
図1. 集合写真

屋形船の様子
図2. 屋形船の様子

5. おわりに

今回入社1年を振り返ってというトピックでソフテックだよりの作成を依頼いただきましたが、気が付いたらもう1年も経っていたんだなぁという気持ちです。色々な業務に携わらせていただいたので、忙しさもありますが、常に新鮮な気持ちで業務に取り組むことができました。違う業務に携わるたびに色々と勉強しなきゃいけないという気持ちになり、それが自己啓発につながっているのかなとも感じています。この1年間で学んだことを次の1年間に活かせるよう、日々努力していきたいと思います。

(S.O.)


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