HOME > ソフテックだより > 第334号(2019年7月17日発行) 現場の声編「東京での生活について −関西出身者の視点から−」

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ソフテックだより 第334号(2019年7月17日発行)
現場の声編

「東京での生活について −関西出身者の視点から−」

1. はじめに

私は学生までは出身地である大阪で暮らしていましたが、ソフテックに入社するタイミングで東京に来ました。それ以来、東京の本社事業所に勤務して、今年で入社16年目になります。さすがに16年も経つと東京での生活も馴染んでいますが、はじめの頃は関西との環境の違いに戸惑うこともありました。そこで、本稿では、地方出身者、特に関西出身者の視点での東京での生活について紹介したいと思います。

2. ソフテック社員の出身地比較

下図は、ソフテックの出身地別の割合です。
ソフテックは青森県の八戸市に八戸事業所があるため、社員の6割程が東北出身者です。次いで2割程が関東出身者、残りの2割が関西出身者を含めその他の地方出身者です。残念ながら、関西出身者は少数派になっています。

コミュニケーションの重要性(イメージ)

3. 生活環境の変化

大阪も大きな都市ですが、東京に来て生活してみると、色々なところで少しずつ違っています。その違いを少し紹介したいと思います。

3.1 とにかく人が多い

私の出身地の大阪も人が多いので、東京もそれほど変わらないのではないかと考えていました。しかし、その考えは間違っていました。
実際に東京に来てみると、何処に行っても人が多いです。どの駅を降りても、大阪の梅田と同じくらいの混雑状態というのが一番近い表現だと思います。
これには驚きましたし、はじめの頃は人の多さに疲れていたという記憶があります。
今では大分慣れましたが、完全に慣れ切れるものではありません。東京で慣れないものは何か?と聞かれると、今でも私は「人の多さ」を一番に挙げると思います。
ただ、都心から離れて郊外に出ると、さすがに人も少なくなります。人気の観光地は人が多いですが、それを避けるとそれほど人も多くありません。交通機関が充実していますので、休日などを利用してちょっとした観光がてら、郊外へリフレッシュに行くのもいいかもしれません。

3.2 電車通勤

東京といえば、まず満員電車ですが、7〜8時、18〜19時の通勤ラッシュの時間帯は乗車率200%になる路線もあり、もの凄い混雑状況です。
しかし、ソフテックではフレックスタイム制を導入していますので、混雑する時間帯を避けることができます。私が利用している路線では、混雑する時間帯を避けると、さすがに座れることは少ないですが、快適に通勤できています。
ただ私が利用している路線は特に、混雑する時間帯に遅延が発生することが多いため、私が利用する時間帯にもそれが影響して、週の半分以上は数分〜十数分の遅延が発生します。そのため、遅延を見越して予定を立てることが必要です。

3.3 衣食住環境

まずは住環境について、大阪の家賃も安くはないですが、それと比べても東京の家賃は1.5倍以上するので、かなり高いです。賃貸物件の探し方やコツなどは色々な媒体で紹介されていますが、就職で上京する方にとっては、入居時期が決まっているので、なかなか希望する条件の物件を探すのは難しいと思います。早めに不動産屋に希望条件を伝える等、計画的に探すことをお勧めします。
次に衣食環境についても、東京は大阪よりも高い気がします。本社事業所がある四ツ谷でお昼に外食をすると千円前後かかります。ただ、周りにはスーパーやコンビニ、牛丼のチェーン店などもあるので、安く抑えることは可能です。

4. 東京の印象について

関西人が思う東京の人の印象は、「冷たい」「気取っている」というのがまずあると思います。私自身も東京に来るまではそう思っていましたし、馴染めるのかという心配もありました。
しかし東京に来て実際に人に接すると、「冷たい」とか「気取っている」と感じることはほとんどありません。関西の人と変わらず親切な人も多いと思います。
また東京は関西出身者も含め地方出身者が多いので、地方出身者だからと言って気にすることもありません。
ソフテックも地方出身者が多く、地方出身者にとっては馴染みやすいのではないかと思います。

5. 言葉について

関西人は何処に行っても関西弁を直さないとよく言われますが、私もその一人で、今でも話し言葉は関西の言葉です。といっても「絶対に関西弁を直さない!」と強い意志があったわけでもなく、多くの関西人と同様に、標準語に直さなくても通じるので、直すきっかけが無いまま今に至っています。
東京でも関西出身者は多いので、街角で関西弁を話している人を良く見かけますし、関西弁を話していても特に疎外感はありません。

6. おわりに

今回は、関西出身者の視点から、東京での生活について紹介させていただきました。本稿を執筆するにあたり、入社当時のことを思い出し、懐かしくもあり、初心に戻れたような気が致します。今はSNS等が発達して、私が東京に来た16年前と比べると、関西に住む人と東京に住む人の感覚も近くなってきているのかもしれません。しかし、新しい生活をスタートさせることへの不安や心配は、今も昔も変わらないと思います。仕事と直接関係ない話でしたが、今回紹介した内容を、私と同じような関西出身の学生の方に役立てていただけると嬉しいです。
またソフテックでは、関西出身者は入社以来ずっと私一人でしたが、昨年もう一人入社して勢力拡大中です。本稿を読んで興味を持っていただいた方が一人でも二人でもいて、さらに勢力拡大できることを個人的には願っています。

(T.M.)


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