HOME > ソフテックだより > 第306号(2018年5月16日発行) 現場の声編「5S推進室活動 〜クールビズ導入〜」

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ソフテックだより 第306号(2018年5月16日発行)
現場の声編

「5S推進室活動 〜クールビズ導入〜」

1. はじめに

ソフテックでは5S推進室を設置し、5Sを推進しています。
私も5S推進室の一員で、様々な5S活動を推進してきました。
今回はその5S活動の一環から実施することになりました、クールビズについてご紹介したいと思います。

2. クールビズとは

クール・ビズ(COOL BIZ)とは、日本で夏期に環境省が中心となって行われる環境対策などを目的とした衣服の軽装化キャンペーンの1つです。夏場の節電やCO2削減の対策として、エアコンの温度を高めに設定できるよう夏場は暑苦しいジャケットやネクタイの着用を取りやめるなど、服装から改革する形でクールビズが始まりました。日本では2005年から始まり、クールビズが一般的に普及してすでに10年以上が経過しています。

クールビズ

3. クールビズ導入まで

一般的にクールビズ導入の目的は節電対策がほとんどですが、ソフテックの場合は別の理由が目的で始まりました。そのきっかけですが、ソフテックの場合は5S活動がきっかけとなり始めることとなりました。
ソフテックだより第148号 ソフテックの挨拶の取り組み」でご紹介しましたように、ソフテックでは、5S活動の一環として挨拶運動を実施しています。挨拶運動は挨拶の練習が目的ですが、挨拶を受ける側(係りの人)が評価を行うことにしており、評価では挨拶はもちろん身だしなみが問題ないか?についても評価を行います。その中で服装に関しては明確な規定がないことに気づき、「服装と身だしなみ」について話し合うことになりました。例えば、半袖シャツはマナー違反か?など話し合いを行っている中で、そろそろクールビズを導入してみてはどうか?と意見があがり本格的に検討してみることになりました。私自身はクールビズ賛成派であり、自身の経験としてお客様から「クールビズじゃなくて大変ですね」、「暑苦しいしだけだからジャケットなんて着てこなくていいよ」と言葉を頂く機会が多くあり、きちんとした格好をしているつもりが逆に不快な思いをさせているのでは?という気持ちもあり、ぜひクールビズを実施したいと考えていました。そこで、世間一般のクールビズ普及状況、メリット/デメリットなどを調査し、まずは5S推進室員に対して、簡単なプレゼンを行いました。
その結果として、他メンバーの賛同も得られ5S推進室としてクールビズ導入を提案しよう!ということになりました。

3.1 クールビズ普及状況

世間一般の普及状況は把握できましたが、ソフテックでクールビズを導入するにあたり、最初に実施したのはソフテックのお客様のクールビズ状況把握です。
いくら社員が過ごしやすくなったからといって、お客様に不快な思いをさせるようなことがあっては問題です。そこでお客様のクールビズ状況を確認したところ、9割以上のお客様がクールビズを実施していました。ある程度予想はしていましたが、結果を知ったときはここまで普及しているのに取り残されていたのか・・・という気持ちでした。

3.2 ルール規定

クールビズを導入するにあたり、やはり”だらしなく見える”ことは避ける必要があります。
また、よくある質問で社外の人と会うときはジャケットが必要では?というものがありました。
クールビズ導入を検討してから実際に街中を見渡してみると、ネクタイをしている人はほとんどいませんが、ノーネクタイにジャケットという姿はそれなりに見かけます。
この部分は、人によって意見が別れるところでした。
結局は、規定を作って問題がでないようにするか? 都度確認することで柔軟に対応できるようにするか?になるかで、最終的にはルールは以下とし、細かいルールは設けず柔軟な対処をしていくこととなりました。

(1)来客時および出張時には、服装を上司に確認する。
(2)複数人で応対・出張する際は、服装を揃える。
(3)社内にネクタイとジャケットを必ず用意する。
(4)お客様来社時にはお客様へクールビズを始めたことを説明する。
(5)胸ポケットへ入れるものは身だしなみを意識する。

3.3 クールビズ実施

上記を経てついに2016年からクールビズを導入することとなりました。
導入後の感想を聞いてみると、『快適に過ごせるようになった』という意見が多く、実施することができて良かったなと感じています。
ただし、元々は「服装と身だしなみ」がきっかけとなり始めたものですので、クールビズ導入により社員がだらしなくなってしまっては意味がありません。まだクールビズ導入してから2年(2回)しか経過しておらず気づいていないだけで改善点があるかもしれませんので、常に気にかけていくよう考えています。

4. おわりに

世間ではすでにクールビズは広く普及しており当たり前というイメージですが、それでも新しいことを始めるというのはなかなか大変なことで苦労がありました。クールビズは5S活動がきっかけではあるものの、会社として実施するので5S推進室の一存で決定することはできず会社の了承を得る必要がありました。了承を得るにはルール規定の内容がメインとなりますが、そのルール規定作りが1番苦労した部分で、明確な答えがなく、状況によっても異なりますし、人によって意見も分かれるところなので非常に悩み何度も見直しをした結果、現状の形に落ち着きました。
しかし、苦労したことにより快適になった以外にも、クールビズ導入後の状況確認でエアコンの温度設定が適切か?を確認していた際に場所によって違いがあり、その際にCO2濃度についても意識することに繋がりました。
その結果、「ソフテックだより第270号 5S推進室活動〜オフィスのCO2濃度対策〜」でご紹介しましたCO2濃度についても改善していくことになっています。
今後も5S活動を通じて少しでも「社員が働きやすい環境づくり」に貢献できればと思います。

(Y.R.)


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