HOME > ソフテックだより > 第436号(2023年10月18日発行) 現場の声編「コロナ禍での出張と現在」

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ソフテックだより 第436号(2023年10月18日発行)
現場の声編

「コロナ禍での出張と現在」

1. はじめに

私は青森県にある八戸事業所に所属する、入社20年を超える社員です。
私はPLC、SCADA案件を担当することが多いため、現地調整でお客様の工場に出張することが毎月のようにあります。
コロナ禍では外出自粛や緊急事態宣言が出ましたが、ソフテックのお客様には食品や医薬品を製造している会社もあり、 外出自粛だからといって工場を止めるわけにはいきません。そのため、コロナ禍でもお客様のところに伺い、現地調整を行っています。 2023年5月8日から新型コロナは5類感染症となり、規制が緩和されたことで出張時の感染対策も変化した部分があります。
コロナ禍での出張、5類移行後の出張の変化や個人的に行っている感染対策について書いていきます。

2. コロナ禍と5類移行後の感染対策の違い

コロナ禍と5類移行後での感染対策の違いを表1に記載しました。コロナ禍では私もこれに沿って感染対策を行ってきました。
個人的には5類移行後でマスク着用がその場に応じた着用となったことで、 マスク着用による息苦しさや蒸れを感じる機会が減ったことがよかったですが、感染しないように対策も必要と考えました。

表1 コロナ禍と5類移行後の感染対策の違い
  コロナ禍 5類移行後
人との間隔 できるだけ2mの間隔をあける

制限等なし
(換気をする、三密の回避などは引き続き有効)

移動 流行地域への往来を控える
マスクの着用 外出時などはマスクを着用する 場面に応じて着用する

3. 移動での感染症対策について

私が出張するお客様の所在地は関東が多く、移動には新幹線の利用が多いです。
コロナ禍では外出自粛が呼びかけられていたこともあってか、新幹線の車内を見回すと、乗客は1両に数人ほどでした。 外出自粛中ですので、乗客はプライベートで旅行中というような人は少なく、出張と思われるビジネスマンがほとんどのように見えます。
コロナ禍以前は時間帯や曜日にもよりますが、8割くらいは席が埋まっていましたので、数人しかいない状況を見ると感染対策で人の動きが制限されていることがよくわかります。
混雑していない車内では、周りをあまり気にせずにパソコンを開いて仕事の資料を見たりすることができました。
また、密にならない状況なので、新幹線の中は感染するリスクは低かったなと思います。

5類に移行してからは、ニュースなどでもよく見るようになりましたが人の動きが以前のように戻ってきていて、私の体感ではコロナ禍以前と同じくらいの乗車人数になっていると感じます。 切符の予約も早くしないと3列シートの真ん中しか空いてないということが多くなり、切符の予約状況からも人の動きが戻ってきていることがわかります。 乗車している人も家族旅行や帰省と思われる人、出張と思われる人など、様々な人を見かけるようになりました。
このような車内の状況だと、パソコンを開いて仕事の資料を見ると周りに見えてしまうのではないかと気になります。仕事の資料を見ることは控え、周りを気にしながら社内報告を書く程度となりました。
今でも個人的に気をつけているのは、新幹線の中でマスクをすることです。 新幹線の車両は換気がいいと言いますが、今では以前のように人が多く乗車しているため、念のためマスクをするようにしています。

4. 客先での感染対策

コロナ禍ではお客様からの健康状態の報告を求められました。お客様によって感染対策の基準が違い、行動履歴の報告を求めるお客様もいました。
感染対策には地域性も多少あるようで、あまり人が集まらない地域では外から人が来ることを警戒するため、対策が厳しいという話も聞きます。

  • お客様工場への入場2週間前からの検温・行動・体調記録の提出
  • お客様工場への入場当日朝の抗原検査の実施と検温(検査キットはお客様からの支給)

5類移行後はマスクを外しているお客様も多いですが、マスクの着用はお客様の様子を見たり、担当の方に聞いたりするようにしています。
作業場所が暑いのでマスクをしなくてもよいという場合もありました。
また、医薬工場に出張することが多いですが、今でも医薬工場ではマスクは必須となっています。
やはり医薬品を扱うということで、感染対策が他より厳しい印象です。

個人的な対策としてコロナ禍から継続していることですが、新型コロナ感染等による発熱がないか確認するため、出張のときは毎朝体温チェックを行うようにしています。 また、5類移行後はお客様の敷地外ではマスクを着用しなくなりました。マスクを着用していないときは、感染対策で言われている咳エチケットに注意しています。

5. その他

コロナ禍ではソーシャルディスタンスなど、人との距離を取ることを言われるようになり、 リモートワーク、リモート会議が増えました。リモート会議を行うことで人と直接会う機会が減り、移動の機会も減るため感染リスクを下げることができます。 みなさまもリモート会議の機会が増えたのではないでしょうか。
ソフテックでは、特に八戸事業所では距離の関係もあり、今でもお客様とのリモート会議を多く実施していますが、対面での打ち合わせもコロナ禍に比べて増えてきました。

ソフテックでは開発したソフトウェアを現場へ導入する前にお客様に確認していただく、立会い検査を行うことがありますが、コロナ禍では立会い検査もリモートで行う機会がありました。
パソコンアプリの場合は、リモート会議の画面共有機能などを利用して、画面をお客様に見ていただいたり、 webカメラを利用して基板などのデバッグ環境を映してお客様に見ていただいたりする工夫もしています。
今では移動の制限もないため、お客様と対面での立会い検査も以前のように行われるようになってきました。
私個人の考えですが、対面で打ち合わせや立会い検査を行ったほうが、お客様の雰囲気もより感じられるため対面の方がいいです。 しかし、相手の居場所にあまり関係なくすぐに開催できるというリモート会議の手軽さもありますので、感染リスクも踏まえて対面とリモートをうまく使い分けていくことになるのだろうと考えています。

6. 終わりに

新型コロナは5類に移行し、行動制限もなくなりましたが、新たな変異種が流行しているというニュースを聞きます。 周囲でも感染者が出たと聞くこともありますので、まだ感染対策は必要と思います。
私は出張が多いため、体調を崩してお客様や会社に迷惑がかからないよう感染対策を行い、体調管理していくようにします。

(S.K.)


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