HOME > ソフテックだより > 第272号(2016年12月21日発行) 現場の声編「自己啓発推進室の活動と自身の心境変化」

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ソフテックだより 第272号(2016年12月21日発行)
現場の声編

「自己啓発推進室の活動と自身の心境変化」

1. はじめに

ソフテックでは、自己啓発推進室を2006年3月に設置し、今年で10年目になります。
ソフテックはエンジニアの集まりなので、技術系の資格取得の推進はもちろんですが、品性向上に向けての取り組みも行っています。
一般に、品性とはすぐれた道徳性を意味し、道徳の実行を積み重ねることによって、身につけた人柄をさします。

私は2015年5月に推進室に加入し、約1年半、室員として活動してきました。
今回は自己啓発推進室の活動内容を紹介しつつ、室員になる前となった後で、自分自身の心境の変化を記載したいと思います。

2. 自己啓発推進室の目的

自己啓発推進室は、

“社員が積極的に自己啓発に取り組み、生き甲斐のある豊かな人生を送り、結果として会社にも貢献してもらえるよう、その仕組み作りを考え、実行に移して行く。”

ことを目的としています。
会社内で活躍する人材育成に留まらず、会社の枠を超えて、どこへ行っても通じる人をつくることを目的とし、研修会の立案や社員のスキル習得支援等を通じて社員1人1人の品性向上を推進しています。

そこで、主に以下の活動を行っています。

(1)
道経一体研修会の開催、道徳研修受講を推進し、社員への経営理念のさらなる浸透と社員一人一人の品性向上を支援する。
(2)
資格取得推進等を通じて、社員に自ら学ぶ習慣を身につけてもらう。

3. 研修会の開催/受講推進

ソフテックでは、社内での研修会の開催や、外部の講座への参加を推進しています。

(1) 道経一体研修会の開催

道経一体とは、紙の表裏が一体であるように道徳と経済は一体であるという考え方です。 経済というと難しいですが、若手社員も出席する研修会なので、仕事を通して社員一人一人の品性向上に向けて考える研修会になっています。

本社 道経一体研修会 風景
図1. 本社 道経一体研修会 風景

本社 道経一体研修会 風景
図2. 八戸 道経一体研修会 風景

道経一体研修会では、講師による講義の後に、社員による発表やディスカッションも行っています。
ここでは、自分の意見を発表したり、同じ職場で働く社員が何を考えて仕事に成功したり失敗したりしたのかを聞く機会となっています。
自分自身が発表する場合、自分が今まで何を考えて仕事をしてきたのか、これからどうしていくべきなのか等を、深く考えるよい機会になっていると感じています。また、他の社員の発表を聞いて刺激を受ける場合もあります。具体的な例を挙げると、ある社員の発表で、「お客様から品質への指摘をいただくことがあった。振り返ると、お客様に対して積極的に働きかける姿勢が欠けていたことに気付き、上司からも「ただ単に言われたことを誠実にやれば良い」に止まることなく、「システム開発が上手く行くように深く踏み込んで、問題と感じたらお客様にもきちんと問題提起していく」必要があると指導を受けた。」という内容の発表がありました。その話を聞いて、自分自身も言われたことだけをやっていたと反省し、自分自身の姿勢を軌道修正する機会を持ちました。
このように、道経一体研修会は、自分自身を見つめ直すよい機会になっていると感じています。

(2) 道徳研修受講の推進

1年間に数名ずつ、公益財団法人モラロジー研究所の講座を受講しています。
自分も昨年受講させていただきましたが、3泊4日で仕事を忘れてじっくり学ぶことができました。また様々な年代の方が受講されているため普段はなかなか話す機会のない年配の方と話す機会があり、多くの刺激を受けました。
講座受講の体験談は、ソフテックだより 第170号「ソフテックの活動について 〜研修と親睦会〜」でも紹介しています。

4. 資格取得推進

世の中には多くの資格があります。はじめは仕事に直接関係する技術系の資格取得を推進していましたが、最近は技術系以外のTOEIC等の資格も推進しています。
推進方法としては、目標設定とともに合格時には受験費用と報奨金の支給を行っています。

しかし、強制ではないためか、合格者が少ないというのが実態です。
自分も今までは仕事が忙しいなどの理由をつけて資格の取得に積極的ではありませんでした。しかし資格取得に向けて勉強すれば、その分だけ仕事にも役立ちます。室員になったからには気持ちを入れ替えて資格取得に向けて勉強したいと思います。

資格取得推進については、ソフテックだより 第44号「技術者資格取得推進の取り組み」ソフテックだより 第152号「自己啓発推進室 〜資格取得推進〜」でも紹介しています。

5. 推進室員になってからの心境の変化

自己啓発推進室の室員になる前は、道経一体研修会などは比較的受け身で受講していました。そのため研修会で積極的に自分自身の成長に繋がるものを吸収してやろうという意識は低かったように思います。どちらかというと、「いい話を聞けたら実践してみよう」くらいの意識でした。
自己啓発推進室の室員になって研修会の運営に関わらせてもらうようになって、次はどんな話をしてもらえるのだろうと、何となく室員になる前よりも研修会を少し心待ちにしている自分がいます。
また立場上そうせざるを得ないということもありますが、室員になる前は後ろの方の座席に座っていましたが、今は前の方に座っています。またメモを取る量も格段に増えていると思います。
自己啓発推進室の室員になって、何か自分が成長できたと感じたことは残念ながらまだありません。しかし、道経一体研修会を積極的に受講するようになり、確実に“気付き”を得る機会は多くなっていると感じています。そのため、より一層積極的に取り組むことにより、必ず成長できると確信しています。

6. おわりに

今回は自己啓発推進室の取り組みや室員になってからの心境の変化を紹介させていただきました。
道経一体研修会の司会をさせていただくこともあり、今まではそういう経験はあまりなかったのですが、このような経験は、お客様と打ち合わせを行う際の進行にも役立つと感じています。
これからも推進室の活動を通じて他の社員の品性向上やスキルアップを願いつつ、自分自身も成長していきたいと思います。

(T.M.)


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