Interview
工場のDXに
欠かせない
PLCの
開発技術を習得中
技術部(八戸事業所)2023年8月入社
面内 晋太朗
© 2024 SOFTECH CO.,LTD
さまざまな工場の設備を
プログラムで動かす
学生時代に電気電子工学を学び、卒業後はレンズメーカーに就職。工場の生産管理として改善に取り組んでいました。その後、技術力を磨きたいという想いから、PLCソフトの開発を手がける当社に転職。工場設備のさまざまな制御を司るPLCソフトの技術を身につければ、食べていけるだろうと考えました。入社後は工場設備の模型をPLCソフトで制御する研修を受け、その後は製薬会社の研究所の通信プログラム、飲料工場のバルブなどの制御システム、製薬会社の新工場の空調監視・制御システムなどの開発プロジェクトに参加してきました。
PLCソフトの開発では導入テストのためにお客様の工場に足を運びますが、工場にあるいろいろな設備を見ることができるのがこの仕事の面白いところ。次のプロジェクトに活かせるかもしれないですし、新しい発見があったりもするので、設備のことはよく調べながら取り組んでいます。また、導入テストではプログラムに沿って実際の機械を動かしますが、機械の動く様子を生で見ることができるのもこの仕事ならでは。普段は計装図を見ながら「◯番のバルブを動かす」といった感じでプログラムを作っているのですが、導入テストでちゃんと仕様通りに動作すると、達成感も味わえます。
仕事は細部まで
こだわる
先輩との交流が
支えにも
心がけているのは「一つひとつの作業を丁寧に」ということです。私はどちらかというと全体を大きくとらえる性格で、細かい配慮が行き届かないことがあったりします。例えば、不用意に最新バージョンのファイルを消してしまったり、現地で導入テストを行おうとしたらプログラムを動かすドライバがなかったりと、最初はさまざまな失敗をしてきました。そうした経験を経て、失敗を繰り返さないよう、細かいところまで確認するように意識するようになりました。ミスをしてしまったときは落ち込むのですが、先輩に飲みに連れて行ってもらったり、アドバイスしてもらったり、いろいろと支えられてきました。
初めて大型プロジェクトを担当したときのことは、特に印象に残っています。製薬会社の新工場の空調監視・制御システムの開発からテストまでを行うというもの。私がテストしたあとに先輩に確認してもらったところ、テストでわかるはずのミスが見つかったのです。改めて確認してみると、テスト項目が漏れてしまっていました。細かいところまで目を配っていれば起きなかったミスです。結局、テストをやり直す羽目になり、余計に時間を費やすことにもなってしまいました。ここでも一つひとつの作業を丁寧に行うことの大切さを学びました。


理由を知れば
どうすべきかがわかる
入社したばかりの頃は先輩に教えてもらいながら一つずつ作業を進めていましたが、今では頭の中でプログラムの大枠をイメージできるようになりました。例えば、通信プログラムを作成する場合はさまざまな手順を考慮しなければなりませんが、今ではおおよその手順をパッと思い浮かべることができます。最初は失敗をしてしまった私がそんな風になれたのは、先輩社員のおかげです。仕事を教えてもらう際に「これはこうしないといけない。なぜなら……」と、理由まできちんと説明してもらえたことが大きかったです。その作業を行う理由を理解していることで、「ああすれば、こうなる」と予測が立てられるようになり、その業務の前後をイメージしながら、一つひとつの作業に取り組むことができるようになりました。
今後の目標としては、丁寧な仕事の進め方を大切にして、少しでもミスを減らしていければと考えています。方法はいろいろあると思います。例えば一つの作業を完ぺきにして、それを横展開していく。そうすることで、修正にかかる時間も短縮することができ、今よりも効率的な働き方を実現していけるようになりたいと思っています。
また、私の場合は、通信プログラムの開発プロジェクトに関わる機会が今後も増えていくと思います。ですから、「通信プログラムなら面内に聞けばわかる」というくらい精通し、自分の強みにしていきたいです。そのために、まずはPLCソフトの技術レベルを高めていくことが当面の目標です。PLCソフトを極めるところまでいきたいですね。