Interview

自ら作った
プログラムで
工場の
設備を動かす面白さ

技術部(本社事業所)2014年4月入社
筒井 優介

© 2024 SOFTECH CO.,LTD

指導は否定から入らず
理由もきちんと
説明する

学生時代は情報系の学科にて制御に関して学び、就職活動では学んだ知識が活かせる会社を検討しました。最終的にソフテックに入った理由の一つは、100%社内での受託開発だったからです。プロジェクトが変わるたびに勤務地やメンバーが変わるのがいやだったので、派遣よりも受託での開発が良いと考えました。また、物流、飲料、製薬など、さまざまな業界開発を手がけており、上流工程から携われる点にも魅力を感じましたね。入社後は、組み込みソフト、PCソフトの開発を経験し、2年目以降はPLCソフトをメインに担当しています。

心がけているのは丁寧なコミュニケーションです。とくに後輩を指導するようになってからは伝え方を意識するようになりました。例えば、誤りを指摘する際はただ「間違っている」と伝えるのではなく、「なぜ、そうしてはいけないのか」といった理由を必ず説明します。きちんと理由を理解できれば知識として身に付き、同じような状況になったときも応用が効くからです。また、何かを議論する際には「否定から入らない」ということも意識しているところです。否定から入ると、伝えたことを素直に受け入れられなくなり、その後相談しづらくなったり、その結果、仕事にも支障が出てきてしまう可能性もあるからです。

導入テストを行う際は
事前の検討が大切

さまざまな制御装置を動作させるPLCソフトの開発は、最終的な導入テストで機器類を実際に動かします。ですから、PCソフトなどの開発に比べると現地で調整することが多くなります。また、実際に動かしてみると想定通りにいかないこともあります。そうなると再調整が増えてスケジュールがずれ込み、一緒に作業している機器メーカーの人たちにも迷惑がかかってしまうこともあります。そのようなことにならないためにも、事前にさまざまな可能性を検討しておくことが大切なので、とにかく入念にシミュレーションを繰り返すようにしています。

自分が作ったプログラムで装置を動かせることは、この仕事の魅力のひとつです。私が最初に開発したのは、製粉工場において粉を混ぜたり、ふるいにかけたりするラインの制御ソフトでした。巨大なタンクをベルトコンベアで運びながら一連の工程を制御していくのです。現地で調整した際には、自分の作ったプログラムで巨大な装置が動き、製品が生産されていく様子を目の当たりにして、大きなやりがいを感じましたね。また、PLCソフトの開発は機器メーカーなどともよくやり取りします。さまざまな人と協力して無事完成まで漕ぎ着ける達成感は、とても大きいものになります。

妥協のない姿勢が
仕事の自信につながる

入社した頃に比べると、仕事に対する向き合い方はだいぶ変わりましたね。どんな仕事でも、細かいところまで、手を抜かずに取り組むようになりました。そのほうが、不具合も少なく、スムーズに仕事が進んでいきます。また、妥協なく仕事に取り組めば、「あのときこうすれば良かった」という後悔もなくなり、自分の仕事に自信が持てるようにもなります。そういう点が、一番成長できたところだと実感しています。

PLCソフトの開発に関しては、経験も重ねたことで対応できる部分も増えてきたので、今後はほかの分野の開発にも挑戦してみたいですね。最近はPCソフトの開発にも携わっていますが、新しいスキルを身につけるためにも、これまであまり携わっていないような分野に挑戦したいと思っています。また、会社としてはお客様に対し、システム化の構想段階から提案していこうとしています。長く担当させてもらっているお客様もいるので、まずはそういったお客様に対して役立つ提案をしていければな、と考えています。そのためにもお客様の業務知識や技術知識をさらに深めていきたいですね。