「ソフテックだより」では、ソフトウェア開発に関する情報や開発現場における社員の取り組みなどを定期的にお知らせしています。
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私は入社4年目の社員ですが、頻繁にお客様の元へ出張に伺っています。短い時は数日ですが、長い時は1年近くほぼお客様のところに常駐させていただいたこともありました。今回はその経験を活かし、他社とソフテックとの違いについて感じたことを紹介させていただき、ソフテックについて知っていただければと思います。
まずは、ソフテックは「コンパクトだ」ということです。これは私が伺ったお客様が大手の会社だったので感じたことですが、ソフテックは、本社事業所はビルの1フロア、八戸事業所は平屋1階建てというコンパクトな会社となっています。狭いためにデバッグスペースが混み合うこともたまにありますが、狭いということは余計なものを置いておけない、ということでもありますので、整理・整頓を心がけるのにはよい環境なのかもしれません。
図1. 本社の様子
次に、ソフテックでは5S(清掃・清潔・整理・整頓・躾)に力を入れています。
例えば、週1回4Sチェック(清掃・整理整頓・清潔具合のチェック)、一斉清掃によって、フロア全体の4Sを心がけています。その甲斐もあって、見た目に小奇麗になっているだけではなく、物品管理状態も改善されています。(大掃除の時に昔のものが発掘されたりしません!)
また、5Sの躾として挨拶運動(挨拶運動については、ソフテックだより 第104号 現場の声編「5Sメンバーになってからの意識変化」で紹介しています)にも力を入れていて、来客時には全員での立礼、週1回全社員の挨拶のチェック・改善を行っています。最近では全員爽やかな笑顔での挨拶に取り組んでいますが、実際にやってみると意外に自分の挨拶の評価では『爽やか』に○をもらえなく、『爽やか』になれていない自分に気づかされます。そんな時は自分の知っている『一番爽やかな方』を思い出してその『爽やか』を真似るようにしています。
そんな風に、『爽やか』を心がけていると、出張時にお客様と雑談をしている時に「ソフテックの人の挨拶は気持ちいいよねえ」とほめられることが時々あり、「挨拶運動の成果がでているのかな?」と感じてとてもうれしいです。
ソフテックの社員平均年齢は33歳と若いです。ほぼ20〜30代の若い社員がほとんどで、役職付の社員も取締役を除いては全員30代の社員となっています。
一方、お客様のところに出張させていただくと、20〜50代の社員の方が満遍なくいらっしゃるので、色々な世代の方と接することができていつも良い刺激になります。年齢の高いお客様と雑談をしていると、子どもの話や家を買った話など、なかなかソフテック社員とはできない話もできていつも興味深く聞いています。
ソフテックでは研修として、入社前研修(基本的なコンピュータ・プログラミングについての研修)・新入社員研修(基本的な社会人の礼儀・作法等についての研修)・OJT(On-the-Job Training)・主任研修(主任以上の社員が会社の状況について討論する会)・品性を高める勉強会(仕事を含むよりよい人生・行動について考える会)を行っています。
他社ではソフテックとは違う色々な研修(業務に直結した研修からセキュリティ・コンプライアンス・簿記・TOEIC等)がある、と伺います。ソフテックでは研修という形ではそのような取り組みはしていませんので、自分に必要・興味のある勉強を自主的にしていくことが求められています。皆業務の勉強や資格の勉強など、目標を立てて取り組んでいます。また、会社としての取り組みとしては自主的な学習を推進する目的で自己啓発推進室を設置しています。自己啓発推進室では、資格取得者への報奨金制度、その年の特にがんばった人に贈る「S−BEY賞(Softech ‐ Best Engineer of the Year)」の表彰(S-BEYについては、ソフテックだより 第76号 現場の声編「社内での表彰〜S-BEYを受賞して〜」で紹介しています)等で、社員のやる気向上に取り組んでいます。
ソフテックは正社員全員がエンジニアで、技術部しかありません。ですので、ソフトウェア開発だけでなく、営業や、受注売上処理等の処理もエンジニアが行っています。他社では、納入処理をする方は別の課の方でした。手渡しでの納入の場合は納入の印だけ押してもらいに他の部署へ伺ったこともありました。
また、お客様のやり取りで担当者の方と受注・売上のお話をしていたのに実際に処理する他の課の人に話が通じていない・実はそちらと直接やり取りをしなくてはいけなかった!という失敗をしてしまったこともあります。こういった違いについては、特に確認を怠らないようにして気をつけていかなくてはと思います。
ソフテックでは全社員がグループウェアLotus Notes(※1)を通して会社の経営状態を知ることができます。また毎月、当月の貸借対照表、損益計算書についての説明を受け、詳細を知ることができます。また、自分がどのくらい会社の利益に貢献しているのかも知ることができます。なかなか自分がどのくらい貢献できている/できていないことを数字として知ることはできないので、いつも興味深く(恐る恐る)見ています。他社ではそういった会社の状況や各自の貢献度は、「立場が上の人はもちろん分かっているけれど、立場が下の人はあまり分かっていない」ということを聞きますので、仕事をする上でのコスト意識・効率を考える意味でも良いことだと思います。
他社とお仕事をさせていただくと、このようにソフテックとの違いがいろいろと見えてきます。その他にも、「社員食堂があってよいなあ」「社名入りグッズがある!すごい!」など色々とうらやましい部分も多くあります。また考え方や開発手法など、勉強になる部分も多いです。例えば、テストの際にそのシステムのためだけのテストプログラムにするのではなく類似したシステムでのテストにも適応・応用できるようなものにする、など常に自動化・汎用化を考えている、ということを感じます。常に後先のことや効率を考える姿勢がとても勉強になります。
良いところは(できる部分で)真似させていただき、良い意味でソフテック独特の部分については大切にしていきたいと思います。
つたない文章でしたが、最後までご精読いただきありがとうございました。
(Y.T.)
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