HOME > ソフテックだより > 第420号(2023年02月15日発行) 現場の声編「オンライン研修を受講してみて」

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ソフテックだより 第420号(2023年02月15日発行)
現場の声編

「オンライン研修を受講してみて」

1. はじめに

私は本社事業所に2019年から所属している社員です。
これまでは対面形式(オフライン)だった研修もオンラインで受ける機会が増えてきたと感じます。
新型コロナの影響により、大人数が同じ場所に集まることを避ける流れ、というのが強く影響していると考えられます。ソフテックも例外ではなく、オンライン研修を受講する機会が増えてきました。また、在宅勤務の期間中にもオンライン研修を受講する機会をいただきました。今回はオンライン研修を受講してみて感じたことなどを紹介したいと思います。

2. オンライン研修について

今まではオフラインの研修で、講師の方をお招きする、もしくは会場まで足を運んで、対面で講義していただき、疑問などあればその場で確認する、という形式で行ってきました。
オンライン研修はMicrosoftからリリースされているビジネスアプリMicrosoft Teams(以下Teams)を用いて行います。Teamsには、複数人でビデオ会議できる機能を用いたTeams会議の機能があり、打ち合わせもTeams会議などで実施する機会も増えました。(Teams会議は音声、カメラ映像はもちろん、資料の共有などといったことも行うことができます。)

オンライン研修は以下の形態で受講しました。

  • オフィスでライブ配信の講習を受講、その後Teams会議によるディスカッション
  • 在宅でのTeams会議による講習を受講

それぞれの研修についてと、オンライン研修を受講して感じたことについて紹介いたします。

2.1 オフィスでのオンライン研修

オフィスでのオンライン研修では受講者が会議室に集まってライブ配信、もしくは後日にアーカイブ動画を視聴し、その後ディスカッションを行う、という進め方が多かったです。様々なやり方を模索するという目的もあり、各自で視聴し、後日ディスカッションだけ集まって行うケースもありました。アーカイブ動画が2時間程度とそれなりに長いこともあり、自席で見るとなると周りで作業している様子が見えたりしてしまうこともあり、自分は会議室などで集まって見た方が集中できると感じました。ディスカッションについては、本社、八戸双方に参加者がいるのでTeams会議を接続して行いました。

本社-八戸事業所間のディスカッションの様子
図1.  本社-八戸事業所間のディスカッションの様子

2.2 在宅でのオンライン研修

在宅勤務の期間中にTeams会議を通じて講習を受講する機会がありました。
講習を受講するにあたって、反応をお互いに確認するためにカメラをON、背景についてはTeamsの加工機能を有効にして受講することとなりました。在宅勤務でカメラを有効にするとどうしてもプライベートな部分が隠し切れないと思われるので仕方ないところです。事前に資料を印刷してそれを見ながら受講したので、在宅で不便に感じた、というのは特にありませんでした。

2.3 オンライン研修になって感じたこと

オンライン研修によって感じることとしていくつかありますが、3点ピックアップします。
一つ目は、時間、場所があまり問われなくなるのはメリットである、ということです。対面ですと、そのタイミングでないと受講ができませんが、オンラインの場合、リアルタイムに受講できなくても、アーカイブ動画を視聴することも可能なので、都合に合わせて受講することができます。また、内容を振り返りたい、などがあった場合にも改めてアーカイブ動画を視聴する、ということもできます。場所についても会場に足を運んだり、運んでいただいたり、という必要がなくなるので、最低でも自分の環境さえ整っていれば問題ありません。また、オフラインで行う場合は会場のキャパシティが参加人数の限界になりますが、オンラインの場合は1回の研修で参加人数をより増やせる、という利点もあると思います。(回線の問題などはありますが)

二つ目は、コミュニケーションを取る機会は減ってしまう、というデメリットがあると感じました。研修中以外は基本的に自分だけの時間となりがちです。手間もあり、相手の様子もわからないので、Teamsを通じて、他の受講者とコミュニケーションを取ろう、ということにはあまりならないような気がします。

三つ目は、当たり前かもしれませんが実技を要する研修には向かない、と感じます。オンライン上で実技研修などを行っても良し悪しを見分けることは厳しいと思います。従って、現時点でオンライン研修は座学用であると考えます。

オンライン/オフライン研修、どちらが優れている、劣っているという話ではなく、目的に応じて使い分けていく、という形になると考えています。例えば、先ほど実技を要する研修はオンラインに向かない、という話をしましたが、座学はオンライン研修で行って、実技は現場で実施する、というようなハイブリッド形式で行うようなことも可能だと思います。

3. さいごに

今回、オンライン研修の経験について紹介させていただきました。その中でオンライン/オフライン研修のメリット/デメリットも自分なりに感じる部分がありました。今後、ウィズコロナの時代に移ろうとしていますが、それでもオンラインが推進され、増えていく流れになると考えられます。しかし、ありきたりかもしれませんが、メリット/デメリットを見極めてうまく使い分けていく必要があると思います。

(T.M.)


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