HOME > ソフテックだより > 第498号(2026年5月20日発行) 現場の声編「ソフテックに入社して 〜入社して1年間で感じたこと〜」

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ソフテックだより 第498号(2026年5月20日発行)
現場の声編

「ソフテックに入社して 〜入社して1年間で感じたこと〜」

1. はじめに

私は2025年4月にソフテックに入社しました。大学時代は海洋工学を専攻していました。大学の講義でプログラミングに少し触れた経験はあるものの、ITの知識はほとんどありませんでした。また、大学時代はMacを使用していたため、業務で使用するWindows環境やWindowsフォームアプリケーションに関する知識もほとんどない状態で入社しました。そんな未経験の自分がこの1年、研修や実務を通じて感じたことを紹介します。

2. 技術研修

入社後の研修では、主にC#を用いたWindowsフォームアプリケーションの開発を行います。また、アプリケーション開発だけではなく、設計書や試験項目などのドキュメント作成に加え、工数と納期を設定し、それらを目標に作業を進めることで、より実務に近い形でソフトウェア開発の一連の流れを学びます。

2-1. 電卓アプリ研修

入社して最初に取り組んだのが電卓アプリ開発です。Windowsに標準で搭載されている電卓アプリと同様の機能・挙動を持つアプリケーションを作成しました。
この研修ではC#の文法やイベント処理など基礎的なことを学びました。また開発環境のVisual Studioの操作についても習得することができました。
大学時代のプログラミング学習との大きな違いは作成したプログラムに対するレビューです。大学の講義では作成したプログラムを採点されることはあっても、具体的なフィードバックを受ける機会はありませんでした。一方研修では先輩社員からコードの書き方やコメントの付け方、プログラムの構成などについて具体的な指摘をいただくことができました。それまでは「動けばよい」「正しい出力が得られればよい」と考えていたため、コードの可読性や保守性についても意識するようになりました。

電卓アプリイメージ
図1. 電卓アプリイメージ

2-2. タイムカードアプリ研修

電卓アプリの後に取り組んだのがタイムカードアプリ開発です。SQL Serverと通信を行い、従業員情報や勤怠情報を管理するアプリケーションを作成しました。
この研修ではデータベースと非同期処理を学びました。特にSQLの構文や非同期処理に関して、苦戦しましたが、先輩社員に教えていただきながら、理解を深めていきました。
今回のソフテックだよりの執筆をきっかけに当時のソースコードを見返しました。改めて自分が作成したプログラムを確認すると、当時にしてはよくできていると感じる部分もある一方で、改善できる点が多くあり、この1年間での成長を実感することができました。

タイムカードアプリ ホーム画面イメージ
図2. タイムカードアプリ ホーム画面イメージ

2-3. ソケット通信電卓アプリ研修

研修の最後に取り組んだのが、ソケット通信電卓アプリの開発です。最初の研修で作成した電卓アプリをベースに、ソケット通信機能を追加したアプリケーションを作成しました。
このアプリケーションでは入力と表示を元の電卓アプリ(クライアント側)で行い、計算処理はサーバー側で行う構成です。この研修では通信の基礎について学ぶことができました。
最初の研修の時点では、処理の分離を十分に意識できていなかったため、入力・表示・計算の処理が明確に分けられていませんでした。そのため、クライアント側とサーバー側に分離する際に苦労しました。結果として元の電卓アプリを大きく修正することになりましたが、スコープや責任分離の重要性を実感することができました。

3. OJT

研修終了後は新規開発と派生開発の両方に携わる機会がありました。研修の段階でも工数や納期を意識して進めていましたが、実務では限られた時間の中でどのように進めるのか、品質とのバランスをどのように取るかといった点において、より現実的な制約になっていることを強く感じました。
新規開発では仕様が確定していない状態から、お客様とのやりとりを通じて開発を進めていく必要があり、お客様の要望を正しく汲み取ることやソフトウェアに詳しくない方に分かりやすく説明することに難しさを感じました。
また、システムを導入する現場を見学する機会があり、どのような環境で使用されているのかを直接確認することができました。その中で画面設計や操作性など利用者視点で実際の現場を意識して設計・製作することの重要性をより強く感じました。
一方で派生開発では、既存仕様を理解したうえで改修を行う必要があり、新規開発とは異なる難しさを感じました。特に、自分が作成していないプログラムの処理内容を読み解くことや既存仕様に影響を与えないように改修を行うことに苦労しました。
また、他の人が作成したコードを読む中で、コードの書き方やコメントの付け方、命名規則やプログラム構成など、多くの学びがありました。今後の実装においても可読性・保守性を意識していきたいと感じました。

4. おわりに

この1年間を通して、研修での基礎的な開発から実務での新規開発・派生開発まで幅広い経験を積むことができ、未経験からでも少しずつ成長できていることを実感しました。一方で、まだ知識や経験が不足している部分も多く、今後も継続して学び続けていく必要があると感じています。
今回のソフテックだよりの執筆を通して、この1年間を振り返る良い機会となりました。未経験であることに不安を感じながら就職活動をしている方にとって、前向きに一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

(S.K.)


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