HOME > ソフテックだより > 第454号(2024年7月17日発行) 現場の声編「ソフテックに入社して 〜1年間で感じた成長と課題〜」

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ソフテックだより 第454号(2024年7月17日発行)
現場の声編

「ソフテックに入社して 〜1年間で感じた成長と課題〜」

1. はじめに

私は2023年6月に第二新卒としてソフテックに入社しました。大学では応用化学を専攻しており、プログラミングは教養科目で少し触れた程度です。 入社してからちょうど1年が経過した節目ということで、プログラミング未経験者の視点から1年間の研修や実務の様子をご紹介させていただきます。

2.  入社後研修と実務

ソフテックで行われる入社後研修には、電話の取り方などをはじめとしたビジネスマナー研修とC#を用いて簡単なアプリケーションを開発する技術的な研修の大きく分けて2つの研修があります。
今回は、技術的な研修についてお話ししようと思います。

2-1. 電卓研修

入社して初めに行った研修は電卓アプリの開発です。Windows標準搭載の電卓アプリを参考に基本的な計算処理を行える電卓アプリをC#で開発します。
また、アプリ開発そのものだけでなく設計書の作成や試験項目の作成なども行い、ソフトウェア開発の一連の流れも学ぶことができました。
「変数とは何か」、「ボタンはどうすれば配置できるのか」など本当に基本的な部分からわからない状態でしたが参考書や様々なサイトを調べたり、 それでもわからない場合は先輩方へ質問をしたりとなんとか完成させることができました。

電卓アプリイメージ
図1.  電卓アプリイメージ

2-2. チャットアプリ研修

次に作成したのはTCP/IP通信を利用したチャットアプリです。複数のクライアントアプリがサーバを通してメッセージのやり取りを行うことができます。
ここでは、
  • TCP/IP通信
  • 非同期処理
  • ファイルアクセス
など、C#のアプリケーション開発の基本技術を学ぶことができました。
電卓アプリに比べて必要な知識もぐっと増え、特に非同期処理などはなかなか理解できずにとても苦労しました。 しかし、質問やコードレビューなどを通して先輩方のサポートのおかげでたくさんの知識を身に着けることができました。

電卓アプリイメージ
図2.  チャットアプリイメージ

2-3. OJTと実務

電卓アプリ、チャットアプリ研修後はOJTを行いました。OJTでは、研修で学んだことを生かし小規模なファイル出力アプリをC#で開発しました。 研修に比べ難易度も責任感も増し悩む部分も多かったですが、完成したときの達成感も大きかったです。
その後も主にC#を用いたWindowsアプリケーションの開発を担当しています。 ほかにもExcel VBAを用いた在庫管理システムの開発を行ったり、案件ではないのですがソフテックだよりの更新作業でHTML/CSSを学んだりもしています。

3.  成長と課題

今回のソフテックだよりを執筆するにあたり、1年間を振り返ってみて成長を感じる部分とまだまだ課題に感じる部分がそれぞれありました。

3-1. プログラミング技術

今回を機に、研修で作成した電卓やチャットアプリを振り返ってみたところコードが冗長だったり、 定数をうまく活用できておらずいわゆるマジックナンバーが多く含まれていたりとたくさんの修正箇所が見つかりました。 自分のコードの問題を見つけられる程度には成長できたとうれしく思います。しかし、まだまだ分からないことだらけで学ぶべきことはたくさんあります。 曖昧な理解のままにするのではなく、1つ1つを着実に自分の知識にできるよう勉強していきます。

3-2. スケジュール管理

研修時は、納期などを気にせずに自分が納得いくまで勉強をしながらの開発が可能でした。 しかし、実務ではそうはいきません。納期や工数などを意識した開発が必要になります。 また、将来的には見積もり作成なども行うようになると思います。そのためにも1つ1つの作業についてかかる時間の予測を立て作業予定を決めてから、 それに沿って作業を進められるように今から心がけていきます。

4. 最後に

ソフテックに入社してから1年が経過し、今回のソフテックだよりを執筆したことで自分自身のことを見つめなおす良い機会となりました。 まだまだ未熟で学ぶべきことはたくさんありますが、一歩ずつ着実に成長できるようこれからも精進していきます。

(M.N.)


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