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すでに稼動中のシステム、もしくは新規納入をご予定ご検討されているシステムにおきまして、データモニタだけではなく、データロギング(※1)を行いたいという場合があるかと思います。
※1:データロギングとは
工場やプラント・オフィスビルなどの現場において環境や設備などの維持管理が行われているが、それらが適正に運用されているかを監視するため、現場に設置した計測器・各種センサーからの信号を定期的に測定・記録しておき、そのデータを後でパソコンなどに取り込んで処理・解析する事です。
そういった場合にお役に立てていただきたいと考えまして、今回はPLCもしくはタッチパネルを使用したコスト的に安価で構築できる簡易データロギングについてご紹介いたします。
今回ご紹介する簡易データロギングについては、次の内容をご覧ください。
ここでは、下記PLCを使用した場合のロギング手法について説明いたします。
ここでは、下記タッチパネルを使用した場合のロギング手法について説明いたします。
※下記システム構成図をご覧ください。

| メーカ型式 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 横河電機PLC FA−M3シリーズ |
オムロンPLC CJシリーズ |
デジタルタッチパネル GPシリーズ |
三菱電機タッチパネル GOTシリーズ |
||
| ロギング機能 | メディア | コンパクトフラッシュカード(CF) | |||
| カードスロット | メモリカードモジュール | CPU本体 | タッチパネル本体 | ||
| ロギング元 | CPU内蔵デバイスより | 接続先PLC内蔵デバイスより | |||
| ロギング経路 | CPU → メモリカードモジュール → CF | CPU → CF | CPU → 通信 → タッチパネル内蔵SRAM → CF | ||
| ロギング周期 | ユーザプログラムにより任意にタイミングを決定 | PLCからのトリガによる | PLCからのトリガによる 定周期(0.1秒〜3600秒) |
||
| ロギングデータ点数 (1レコード内) |
32767点(以上可) | 32点 255点 |
250点 | ||
| ロギングレコード数 (同一ファイル内) |
メディア容量による (EXCELで参照する場合は、Max65536レコード以内に収めましょう) |
65500レコード (メディア容量による) |
|||
| ロギングファイル数 | メディア容量による | 99999ファイル (メディア容量による) |
9999ファイル (メディア容量による) |
||
| ディレクトリ規約 | ファイル保存先 ディレクトリ名 |
半角英数字99文字 (ファイル名まで含めて) |
半角英数字12文字 | “¥LOG”固定 | 半角英数字78文字 (ファイル名まで含めて) |
| ディレクトリ階層 | 4階層 | 5階層 | − | 19階層 | |
| ファイル規約 | ファイル名 | 半角英数字99文字 (ディレクトリ名まで含めて) |
半角英数字8文字+“,”+“CSV” | “ZL”+”*****+”.”+”CSV” ”*****”は00000〜32767 |
半角英数字78文字 (ディレクトリ名まで含めて) |
前項の機能比較表を見ますと、下記の事がわかります。
それぞれメリット/デメリットはありますが、本機能の目的は『簡単にデータロギングを行いたい』という点ですので、最終的にはお客様のご検討されているシステム構成に合った機能を選択する事が一番良いと考えます。
新規導入の場合、もしくは既存設備へ組み込みたい場合、ソフテックではシステムの用途や構成などをもとにして、最適な提案を行っております。
是非一度お問い合わせくださいますようお願いいたします。
(T.T.)
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