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私は入社19年目、本社事業所勤務を経て、現在八戸事業所に勤務している社員です。
ソフテックだよりを執筆するにあたり、何をテーマにするか考えていました。
そんな中、自宅で出張準備をしているとき、会社の作業服を出張用バッグに詰めようとした瞬間「作業服をテーマにしてみたらどうか」と
思い立ち、いま筆を執っています。
思いつくままに書き綴ることになるかもしれませんが、最後までご高覧いただけますと幸いです。
現在、ソフテックでは以下3つの作業服を支給しています。
カラーはターコイズブルー。胸ポケットの上には「SOFTECH」と刺繍が施されています。
作業服としてはあまり見かけないカラーで、且つ目立つカラーのため、このブルゾンを着ている人間を見れば、すぐにソフテック社員だと分かる自慢の一品です。
実際に、現場でお客様から「ソフテックの社員は見つけやすい」と言われたことが何度かあります。
読者の皆様のなかにも「あの作業服か」とピンとくる方がいらっしゃるかと思います。
写真1. 秋冬用 長袖ブルゾン
カラーはアースグリーン。こちらも胸ポケットの上に「SOFTECH」と刺繍が施されています。
実際には薄いグリーンとベージュの中間のような色をしています。
写真2. 春夏用 長袖ブルゾン
カラーはアースグリーン。
色味は春夏用 長袖ブルゾンと同じです。
なお、番外編として、昔はアースグリーンの半袖ブルゾンがありました。
しかしソフテック社員は工場で作業することも多く、半袖では安全面で不適切なケースがあるため、現在は支給されておりません。
ソフテックでは、通勤時はスーツ着用が原則であり、社内ではスーツ着用に加えて作業服に着替えての作業も認められています。 さて、ソフテック社内では、どれくらい作業服が着られているのでしょうか。
今から19年前、私がソフテックに入社したとき、本社事業所では結構な数の社員が作業服を着ていました。
その後、作業服を着る社員は減っていき、今では(というか、かなり前から)着ている社員はほぼゼロになりました。
2019年に私は八戸事業所勤務となりました。
八戸は寒冷地のため、秋の終わりから春の終わりまでは、寒さ対策のためワイシャツの上に長袖ブルゾンを着る社員が多いです。
その他には、季節問わずに上下とも作業服を着る社員いますし、全く作業服を着ない社員もいます。
本社事業所と八戸事業所の違いは何か?と問われたら、私は迷わず「本社は作業服の人がいないけど、八戸は作業服の人が多い」と答えるでしょう。
なぜだろう、と考えると、寒冷地であること、八戸事業所はロッカールームがあり個人ロッカー完備であること、が理由として挙げられます。
私の作業服に対しての熱い(?)思いを書きたいと思います。
私は入社当時本社事業所勤務でしたが、会社で作業服を支給された瞬間にすぐにスーツから作業服へ着替えました。
すぐに着替えた理由は、入社してすぐに機器を扱った作業を割り当てられたこともありますが、
一番の理由は作業服を着ることで会社に馴染んだような、FA (Factory Automation) 界の一員になれるような、そんな気がしたからです。
このことから、私はファーストインプレッションの段階で作業服に好感を抱いていたことが分かります。
入社当時に履いていた1本のカーゴパンツは、なんと今も現役です。
他のものは、傷んでしまって履けなくなりましたが、この1本だけはなぜか傷みが少ないのです。
私はこの1本を特に愛おしいと思っています。
作業服とは、一般的には仕事をする上でのアイテムの1つに過ぎないですが、私は愛着が湧いてしまいます。
私服にはそれほど愛着は湧かないのですが・・、おそらく「共に困難を乗り越えていった」という事実がそうさせるのだと思います。
社内で着用し、国内各地の工場で着用し、海を越えて外国でも着用し・・、
文字通りいつもいっしょに、仕事で困難を乗り越え、いろいろな経験と思い出が染みついているように思えて、愛着が湧くのだろうと思います。
戦友と思っていると言っても過言ではありません。
作業服が傷んで捨てるときは、「いままでありがとう」と作業服に語りかけて捨てるという、傍からみたら少しエキセントリックな行動もしてしまいます。
作業服に求められる要素は、言うまでもなく安全、快適といった機能性です。
また、着用している人物が何者なのかを周囲に伝えるアピール性も重要だと思います。
では、カッコよさという要素はどうでしょうか?
私は、カッコよさは作業服にとって重要な要素だと考えています。
作業服を着ることで、意識が仕事モードに切り替わる、という人も多いと思います。
そのときに、作業服がカッコよければ、仕事モードになったときのモチベーションが高くなり、結果的に生産性向上に繋がるのではないかと思うからです。
カッコいい服を着ることは単純に気持ち良いものですし、仕事の楽しさやモチベーションに寄与することは間違いないと思っています。
私の感覚ですが、ここ7,8年くらいで、スタイリッシュな作業服を着ている人をよく目にするようになりました。
世の中の流れとしても、作業服にカッコよさを求める声が大きくなってきたのだと思います。
ソフテックの作業服は、スタイリッシュではないものの、うまく言葉で表現できませんが、ソフテックらしい作業服だと思っております。
いかがでしたでしょうか。
4章でも書きましたが、私は作業服が好きです。
本稿を書いて、自分の持ち物に愛着を持つということは何て素晴らしいことなのだろうと改めて思いました。
日本では、物にも魂が宿るといいますが、本稿を書くことにより、私の思いは私の作業服に少しは伝わったでしょうか。
皆さまも、自分のお気に入りの持ち物に今一度愛情を注いてあげてみてください。
拙い文章ではありましたが、以上とさせていただきます。
ご高覧いただきありがとうございました。
(Y.S.)
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