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ソフテックだより 第322号(2019年1月16日発行)
現場の声編

「高松での仕事や生活を振り返ってみて」

1. はじめに

私は2017年6月に高松事業所の2期メンバーとして転勤となりました。
前任の1期は3名の社員でやっておりましたが、2年が経過し事業所メンバーの入替えを行いました。
1期メンバーを1名残し、後は交代という形で2期メンバーは4名体制となります。1期の時よりも人は増えましたが、それでも少人数な事業所となります。

今回、残念なことに2018年12月20日付けでソフテック高松事業所は閉鎖となり、2019年1月に八戸事業所に戻ることになりました。
1年半ほどの短い間でしたが振り返ってみて感じたことなどをお伝えさせていただきます。

2. 仕事面について

2.1 仕事環境について

高松事業所に転勤し、事業所面積の小ささ・関係する社員など、仕事を行う環境はガラリと変わりました。
大きく異なるところで、いっしょに仕事する社員の数が少なくなったところが挙げられます。
先輩など周囲の人が減ることで、他の事業所からは「何をしているかわからない」という状況になりがちで、不透明になりやすい環境でした。

そこで他の高松メンバーにも協力いただき、お互いが助け合えるように朝礼を実施して作業内容の共有化を図りました。少ない人数だからこそ出来ることでもあります。
オープンな場で発表することで、自分自身の状況整理にもつなげていきます。
その内容を日報で報告する(グループウェアであるLotusNotesを使い、遠隔の他事業所員同士で報告を確認できるようにする)ことで、少しでも透明性を高めるようにしました。

おかげ様で相互扶助の気持ちが強く持てました。人数が多いからと言って助け合わないというわけではないのですが、「あの人がやってくれるだろう」という気持ちが少なからずどこかにあり、積極的に動けないという面があったのだなと気付きました。

2.2 ちょっとした作業

事業所内の掃除・電話応対・郵便ポストチェックなど、ちょっとした作業があります。誰かがやらないといけないことではあるので、率先して対応するように意識していました。
電話の応対では、出張などで更に人数が少なくなるときがあり、電話応対中に「次の電話が来たらどうしよう」「今、電話かけたら、電話に出ることができなくなるなぁ」という気持ちになったことは多々ありました。
更に出張が重なると1人になってしまう場合もあり、トイレに行くのもドキドキものです。

環境改善の一環として、携帯電話に転送できるように設定を見直すことを実施しました。
新しい環境ですので、改善点が多々ありました。

2.3 新鮮な体験

転勤前の八戸事業所では体験していなかった点について、簡単に紹介します。

1. リクルート活動

ソフテックでは、主に課長以上など役職者が社外でのリクルート活動をしています。(社内での業務紹介などは一般社員も対応します)
高松メンバーは、人が少ないこともあり、私もリクルートイベントに行って、会社説明の補助を行いました。コミュニケーションは得意ではありませんが、若い方々とのふれあいは、新鮮な気持ちとなりました。
学生の反応としては、それなりの手応えは感じられましたが、残念ながら今年度は高松事業所でのリクルート活動が実を結ぶことがなかったのが心残りです。あと1年あれば・・・という手応えはありました。

2. 避難訓練

高松事業所の「防火・防災管理者」に任命されたこともあり、避難訓練は皆勤賞です。
「防火管理者」「防災管理者」の資格を取ったことで、防火・防災のきまり(消防計画)に基づき、避難訓練を行っているということもわかりました。

高松に勤務するまで、しばらく本格的な避難訓練をしておらず、見たことがない避難グッズを見ることもできました。使わなくて済むことが1番ですが、いざというときに使えないと困ってしまいます。
具体的には、以下のような避難グッズの体験コーナーがありました。

  • AED(自動体外式除細動器)の使い方
  • 避難袋(高いところから地上に避難する滑り台のような袋)
  • 非常用階段避難車(けが人を固定して運ぶ車椅子みたいなもの。階段を降りることが可能。)

その中で驚いたのが、避難袋です。使用したものは、ほとんど垂直に近い状態のものでした。

避難袋
図1. 避難袋

この避難袋について、簡単に説明すると、螺旋上に落下させることで、落下の勢いを落としつつ地上に降りる仕組みです。
避難袋は、小学生のとき以来見たことなく、このような仕組みの避難袋があることに驚きました。もし初見で使用する事態が起きたら「こんなの無理!」とパニックになった可能性があります。

3. 高松での私生活

3.1 高松の生活について

高松では、寮で生活していました。
築年数は私の年齢と同じくらいで、古い建物です。ただ、リフォームしているので、不便を感じたことはありません。
立地としては、会社から徒歩30分程度の商店街の中にあり、周りに店は充実しているのですが、夜閉まる時間が早いことが難点です。
寮の隣には食品スーパーがあり、私はこのスーパーのヘビーユーザーで大変お世話になりました。店員の方とも顔見知りになりました。

3.2 他メンバーとの交流

4人中3人が同じ寮に住んでおり、私の部屋に社員が集まることが多々ありました。
日常生活という社内では見られない面を見せることができるのは、寮生活ならではと感じます。(部屋を汚くしていて、みんなで掃除をしたのも良い思い出です)
冬は鍋をつつきあい、和気あいあいで過ごした日々でした。

はじめての鍋
図2. はじめての鍋

いままでプライベートで四国に来る機会はなく、仕事の出張でも四国に来たことはありませんでした。
そこでこの機会に、高松メンバーとともに周囲の県の観光を積極的に行いました。

例えば、香川県では、こんぴらさんのうどん学校でうどん打ち体験。
愛媛県では道後温泉、徳島県では鳴門海峡、高知県ではひろめ市場などいろいろと観光しました。

鳴門海峡
図3. 鳴門海峡

私は、もともとインドア派だったので、高松事業所に来る前では、各地を観光で回ることは想像すらしたこともありませんでした。

4. さいごに

高松に来て、仕事面もプライベート面もいろいろな経験をさせてもらいました。
いろいろありましたが、思い返せばあっという間に過ぎていったと感じます。
慣れない土地で助け合い、支え合ったメンバー、快適な暮らしを提供してくれた会社に感謝です。
2018年で高松事業所での生活も終わり、2019年からは気持ち新たに八戸事業所での勤務となります。

八戸事業所に転勤しても、高松事業所での経験を活かして、改善できる点を発見することで、仕事面での効率アップを目指していければと考えております。

(T.N.)


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