弊社にてお勧めするハードウェアスペックと最低レベルのハードウェアスペックをまとめました。
注意点として三菱のMELSECボードを使用する場合には、パソコン自体にISAバスが必要になります。
お勧めのハードウェアスペック
CPU:PentiumIII以上
動作周波数:500MHz以上
ハードディスク:6GB以上
メモリ:256MByte以上
ビデオカード:1280×1024ピクセル フルカラー(1667万色)表示対応
最低レベルのハードウェアスペック
CPU:Celeron以上
動作周波数:400MHz以上
ハードディスク:4GB以上
メモリ:128MByte以上
ビデオカード:1024×768ピクセル 16色表示対応
FAVIEWではオープン性を重視し、Microsoft社のデータベースシステムであるSQL Serverを採用し、画面データ以外はほとんどデータベースに保存されます。よってSQL Serverに接続できるソフトウェアであれば各種データを利用することができます。
Microsoft ExcelやMicrosoft ACCESSではSQL Serverに接続し、データの閲覧・編集を行うことができます。
また、その他のソフトウェアにおいてもODBC(データベース接続の標準規格)を利用することによってSQL Serverに接続し、データの閲覧・編集を行うことができます。
※RAS機能とは
Reliability(信頼性)
Availability(稼働性)
Serviceability(保守性)
を示しており、信頼性の高いシステムの構築を実現します。
複数のイーサネットカードをパソコンのPCIバスに挿入し動作させることは可能です。
ただし、カードの製造メーカーやパソコンなどと相性の悪いものも存在しますので随時調査いたします。
トレンドのサンプリング周期は1秒単位での指定が可能です。
サンプリング周期ごとに収集時刻と8点のタグの値を読み込んで収集データを作成します。これがサンプリング1点当たりのデータになります。
したがって、サンプリング周期が短いほど記録されるデータ量は多くなり、システムへの負荷が増大します。
収集したトレンドデータはSQL Server(Microsoft社製のデータベースシステム)に格納され、ハードディスクの容量が許す限り、何年分でも追加することができます。
SQL Serverに保持するトレンドデータ数の制限は、FAVIEWのシステム構築で設定することができます。
設定を行うと、一定期間を過ぎた古いデータはSQL Server上から削除されるようになり、ハードディスクの使用量を一定に保ちます。
SQL Serverから削除する前にCSV形式のファイル(データをカンマ記号で区切ったテキストデータ)として保存することも可能です。
画面枚数について特に制限はありません。
パソコンのハードディスク容量が許す限り画面を作成することが可能です。
グラフィックカードの機能に依存します。
たとえば、1024×768の解像度で16色表示しかできないグラフィックカードであれば、16色しか表示できません。
グラフィック画面の機能性や表現力を高めるためにも、目的の画面解像度でフルカラー表示が可能なグラフィックカードを推奨します。そうすれば、色数の制限はありません。
変化検出を行うプログラムでPLCから受け取ったデータがすでにメモリ上にあるという前提で変化検出を行うのであれば、1秒もあれば数万点はチェックが可能です。もちろんPLC−PC間の通信速度も考慮しなければなりませんので通信に必要な時間は以下のようになると思います。
ControllerLinkの最大通信速度は2Mbpsで、仕様上では1秒で6万点程度(ワード単位)のデータを通信可能。
よって変化検出処理に数百ミリ秒の処理時間が必要でも約1秒で4〜5万点程度の変化検出処理が可能だと思います。ただし実測値ではありません。
また、変化検出処理で見つかった変化部分についてはそれぞれのプログラムに変化通知処理を行いますので一度に数万点の情報が変化した場合には多少の処理遅れが発生します。