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私は、八戸事業所に勤務する入社10年超の社員です。
第384号のソフテックだより「お客様との立会い検査」で対面での立会い検査を紹介しました。
コロナウイルスが流行する前は、対面での立会い検査が主流でしたが、コロナ禍で対面式の立会い検査がしづらい状況になり、リモート立会いの必要性が高まりました。
実際に私自身、リモート立会いを実施する機会がありました。
リモート立会いでは、web会議システムなどを活用して、遠方のお客様に八戸事業所内の映像をリアルタイムに見ていただきながら、検査を実施します。
本ソフテックだよりでは、対面式とリモート式の違い、リモート式で苦労した点や工夫した点について、紹介したいと思います。
まず、立会い検査について、簡単に説明します。
開発したシステムやソフトウェアを確認する目的でお客様と合同で動作確認をすることがあり、「立会い検査」と呼んでいます。
立会い検査の対象は、私が担当したシステムの場合、パソコンソフトウェアとマイコンソフトウェアでした。
検査内容は、パソコンの表示・操作や試験治具を使ったマイコン基板の入出力信号の確認です。
具体的には、パソコンの操作に対応する表示や試験治具への出力、試験治具の入力に対応するパソコンの表示や試験治具への出力を確認します。
図1. PC4台をリモート操作
図2. web会議システムによるリモート立会いの例
リモート立会いは、カメラの映像やパソコンの画面共有を使うため、どうしても対面式よりも見てもらえる範囲が限られてしまいます。
そのため、現在は、すべての立会いをリモートで実施することができず、立会い内容に応じて、対面式の立会いとリモート立会いを使い分けています。
リモートで立会いできる範囲を広げる余地はありますが、そのためには、立会い環境の改善が必要です。
例えば、目線カメラの活用など、カメラの改善を考えております。
最終的には、対面式の立会いのように検査できればと考えております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(T.M.)
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