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ソフテックだより 第25号(2006年9月6日発行)
現場の声編

「入社してからこれまでに学んだことについて」

1.はじめに

私は今年4月にソフテックに入社した新入社員です。
入社してから3ヶ月たち、生活も学生の頃とは大分変わりましたが、少しずつ会社に慣れてきました。女性の少ない職場なので、何かと不便なところもあるかなと思っていましたが、特にそのようなこともなく、男性社員と変わりなく仕事をしています。
まだわからないことばかりですが、何事も先輩社員に教わり、助けていただいています。
入社してからこれまで、私が社会人となって何をし、何を感じたかを書いていこうと思います。

2.ソフトウェア開発の仕事

私は大学で情報科学を専攻していました。教育学部だったこともあってか、それほど専門的な授業ではありませんでしたが、基本的な知識は学ぶことができたと思います。
といっても、プログラミング等の技術は、入門程度のもので、現在の作業内容とは比べようもありません。
なので、実際に仕事をはじめるとわからないことだらけでした。入社前の説明や研修でC言語を扱うことはわかっていましたが、授業や入門書でみているようなものとまったく違い、一気に難しくて複雑になった、と感じました。自分で調べ、先輩社員に質問し、やっとそれらしいプログラムが書けるかどうか、という感じです。

(1) 第一印象で感じたこと

はじめは知らないことばかりで、調べるにも時間がかかり、質問するにも何をどう質問するかに迷いながらの作業でした。質問をするために、さらに別のことを調べなければならない、というときもありました。
例えば、入社してから暫くして製造開発に関わることになったWindowsアプリケーションでは、スレッド処理を行っています。しかし、私はスレッド処理を行うプログラムを作った経験がなく、どんな動作をするものなのかもほとんどわかっていませんでした。
なので、一から上司に説明を受けたのですが、初めて聞いた内容が多く、どのように作成を進めればいいのかも悩みました。サンプルコードをいただいて、一体どのクラスがどのように動作しているのか調べるところから作業を始めました。しかし、調べてもよくわからず、試しに自分でプログラムを作成してみても動作せず、何がよくないのかもわかりません。何について質問すればよいのか考えながら調べているうちに、かなりの時間がたっている、ということがありました。

(2) 入社して間もない頃は

はじめは知らないことばかりで、調べるにも時間がかかり、質問するにも何をどう質問するかに迷いながらの作業でした。質問をするために、さらに別のことを調べなければならない、というときもありました。
例えば、入社してから暫くして製造開発に関わることになったWindowsアプリケーションでは、スレッド処理を行っています。しかし、私はスレッド処理を行うプログラムを作った経験がなく、どんな動作をするものなのかもほとんどわかっていませんでした。
なので、一から上司に説明を受けたのですが、初めて聞いた内容が多く、どのように作成を進めればいいのかも悩みました。サンプルコードをいただいて、一体どのクラスがどのように動作しているのか調べるところから作業を始めました。しかし、調べてもよくわからず、試しに自分でプログラムを作成してみても動作せず、何がよくないのかもわかりません。何について質問すればよいのか考えながら調べているうちに、かなりの時間がたっている、ということがありました。

(3) 最近の仕事ぶりは

最初の頃は、自分で調べることに時間がかかっていたので、一体どこまで調べたらいいのか、いつまで自分で調べるべきか、よく迷いました。自分で調べなければ勉強にならないという気持ちと、いつまでもひとつの作業に時間を使うわけにもいかないという考えとで、どこで折り合いをつけるのかが難しかったからです。
わからないことが多すぎる状態で、当然他の仕事も抱えている先輩社員に質問に行くのは気が引ける、という理由もありました。

現在も自分で調べてもわからないところは、先輩社員に質問するところは同じですが、そのころよりはスムーズに作業を進められるようになりました。
前よりも知識や経験が増したこともあるかもしれませんが、「この後何をするのか」を考えて作業を行うようになって、さらに作業が進めやすくなりました。
「この後何をするのか」考えながら作業をすると、自分で考えなければならないことは何か、質問をしなければならないことは何か、その作業にどれくらいの時間を使うのがいいか、などと考えはじめます。そして、この後どう行動したらよいのか、自分の中で明確になり、作業が進めやすくなっているのだと思います。

現在は、2ヶ月くらいかけて自分が製造したWindowsアプリケーションのテスト作業を行っています。
前に自分で書いたプログラムを見ると、とても拙く未熟なのがよくわかります。今、前に書いたプログラムコードを修正していますが、自分でも読みづらい、おかしなところがたくさんあって恥ずかしい気分になりました。
そのように思えるのだから、少しは知識や技術が身についてきたのかなと思いますが、まだまだ勉強しなければならないところばかりです。
ソフトウェア開発は、私にとっては知らないことが多く、また学びながらの仕事というのが大変なところですが、同時に面白いところでもあります。もっと成長できるよう、努力していきたいと思っています。

3.今後の課題として

(1) 社会人として身につけること

ソフトウェア開発の技術だけではなく、社会人としてのマナーも勉強しています。
挨拶の仕方や電話応対等、入社するまでいい加減にやってきたところだったので、現在苦労しています。これまであまり意識してやっていなかったことばかりなので、まだぎこちなかったり、間違ってしまったりしてばかりです。

特に、電話応対にはなかなか慣れることができませんでした。
お客様からかかってくる電話をとるのは入社してからが初めてで、とても緊張しました。
どのように応対するといいのか、あらかじめ教わっていましたが、実際に電話をとって応対するのはとても難しく感じました。相手の名前が聞き取れず聞き直したり、良いタイミングで挨拶ができなかったりと、とても失礼な対応をしてしまいました。
また電話を取り次ぐときに、お客様の会社名を聞き忘れたりして、注意されたこともあります。

今はそれほど緊張することはないのですが、まだ臨機応変に対応することができていません。挨拶を間違えそうになって、しどろもどろになったこともあります。
まだきちんと対応のしかたが身についていないから、失礼な対応になってしまうのだと思います。
知識があっても、身についていないことを実際に行うというのは、とても難しいことだなと実感しています。

現在、先輩社員を見習いながら、相手に失礼のないような対応が身につくように、勉強中です。早く慣れて、ぎこちなさをなくしていきたいと思っています。

(2) 予定をたてること

私たち新入社員は、毎日仕事の報告を書いています。
自分がどんな作業をしたのか、これから何をする予定なのかを明確にするようにして書いています。明確にすることで、自分がどのように作業を進めるべきなのかがはっきりし、また上司にも私が何をしているのかがわかりやすくなります。
今まではっきりとした予定をたてて作業をする、ということがほとんどなく、特に入社したばかりの頃は毎日何を報告したらいいのかわからず、報告を書くことだけにかなりの時間を使いました。内容も、報告する意味があまりないものばかりでした。
現在は、何度か上司から指摘をいただき、また他の人の報告を参考にしながら、報告を受ける人が何を報告してほしいのかを考えるように心掛けて、改善を続けているところです。

どのような報告をするべきなのか考えていく過程で、予定を明確にすることの重要さが、少しずつわかるようになってきました。
私の場合、いつまでもダラダラと作業を続けてしまうことが多いのですが、予定をたてておくと、これ以上自分で考えてもわからなかったら上司に相談しよう、などと区切りをつけて作業を行いやすくなりました。
また、上司にとっては、私がどんな作業をしようとしているのか、作業が順調かどうか、わかりやすくなっているようです。

また、社会人になってから、仕事とプライベートともに、時間がいくらあっても足りない、と思うことが多くなりました。
学生の頃は、次の日のことを気にしなくても特に困ることもなく、自分のやりたいことに使いたいだけ時間を使っていました。
ですが今は、無駄なことをしているとどんどん時間が過ぎてしまい、やりたいことができなくなる、ということが増えています。仕事の場合、自分の作業が遅れることで、他の人に迷惑がかかってしまいます。
そのようなことが減るように、今日は何をしようかと、予定をたてて考えることが多くなってきました。

まだ適切な予定をたてることは難しく、予定通りに進むことは少ないですが、予定をたてて行動することで、前よりも時間を有益に使えているように思います。

4.おわりに

学生のときは、自分から動かなくても、授業にでれば知識を得ることができました。
今は学生の頃のように教わるのではなく、自ら知ろうとしなければ仕事が進みません。自分から行動して学ぶのは、とても大変ではありますが、自分にとってプラスになっていると思います。
入社したばかりの頃に比べると、いろいろな面で成長できたかなと思っています。

3ヶ月間、まわりの先輩社員に迷惑をかけてばかりです。まだまだ迷惑をかけることになると思いますが、少しでもそれが減るように心掛け、仕事を続けていきたいと思います。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。

(Y.K.)


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