ソフテックでは、監視制御システムの設計、製作を行っております。
SCADAとは、Supervisory Control And Data Acquisitionの略で「スキャダ」と発音します。産業用制御システムの一種であり、コンピュータによるシステム監視とプロセス制御を行います。ソフテックが開発したFAVIEW(エフエービュー)も、SCADAのひとつです。
従来、産業用の監視制御システムは、DCS(Distributed Control System:分散型制御システム)が利用されていました。ソフテックでも、1987年の創立当初からDCSのシステム構築を手掛けています。DCSは、専用のハードウェアとエンジニアリングツールで構成されるためコストが高く、導入できる設備は、ある程度限定されていました。
しかし、パソコンやPLC(Programmable Logic Controller)の機能向上、高性能化、ネットワーク対応が次第に進み、パソコンとPLCの組み合わせによって、監視制御システムが実現できるようになります。1990年代になると、汎用のパソコンと汎用のPLCの組み合わせによるSCADAパッケージソフトが販売されるようになり、現在ではDCSよりも安価な監視制御システムとして、さまざまな設備やプラントへSCADAが導入されるようになっています。
さらに、SCADAソフトを利用せずに、タッチパネル付き液晶表示器(TP)とPLCだけの組み合わせで、簡易的に監視制御システムを構成するケースも増えています。
監視制御システムにおけるDCSやSCADA+PLC、TP+PLCの位置付けの変遷イメージは、下図のようになります。
DCSおよびSCADAの位置付けイメージ
ソフテックでは、自社開発した監視制御システムFAVIEWをはじめ、各社のSCADAソフトを使用して、システムを構築しています。
ソフテックでの監視制御システム構築は、以下の特長があります。
下記をはじめ、多業種・多分野の顧客から評価をいただいております。
システムの企画段階から参入し、これまでにソフテックが蓄積してきた技術とノウハウを活用した仕様設計を行います。担当エンジニアが企画、設計から納入、試運転調整まで、開発期間すべてに対応いたします。
SCADAソフト単体のシステム構築だけでなく、ソフテックが有しているPLCソフト開発、Windowsソフト開発などとの組み合わせによって、最適なシステム構成をご提案します。ハードウェアを含めたシステム開発も可能です。
かなりの時間が経過して、すでに保守や改造が困難なシステムに対しても、既存システムの調査・解析から対処しています。SCADAの更新だけでなく、DCSからSCADAへの更新にも対応しております。更新期間短縮のために社内シミュレーションを実施したり、段階的な更新によるリスク軽減を図ったり、さまざまな更新方法を提案します。
これまでに、ソフテックが開発に利用したSCADAソフトは、下表のとおりです。さらに、過去にソフテックが使用したり、更新のためにソフト解析を行ったDCSおよびFAコンピュータシステムも掲載しています。一覧に無いシステムに対しても開発協力いたします。
製品名 | メーカー、販売元 |
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ASTMAC、ASTMAC VDS | 横河電機 |
astnex | |
FA-Panel | ロボティクスウェア |
Citect | シュナイダーエレクトリック |
LabVIEW | 日本ナショナルインスツルメンツ |
iFIX | GEインテリジェント・プラットフォームス |
InTouch | 米国Wonderware (ワンダーウェア)、キヤノンITソリューションズ |
FAVIEW | ソフテック、田原電機製作所 |
製品名 | メーカー、販売元 |
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μXLシリーズ | 横河電機 |
YEWPACKシリーズ | |
YEWMACシリーズ | |
TOSDICシリーズ | 東芝 |
TDCSシリーズ | 山武 |
MELSEC-LMシリーズ | 三菱電機 |
ソフテックが開発したFAVIEWの詳しい情報と納入実績は、下記のリンクを参照願います。