HOME > ソフテックだより > 第164号(2012年6月20日発行) 現場の声編「初めての八戸事業所出張 〜緊張感と新鮮さの組み合わせ〜」

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ソフテックだより 第164号(2012年6月20日発行)
現場の声編

「初めての八戸事業所出張 〜緊張感と新鮮さの組み合わせ〜」

1. はじめに

私は入社三年目の上海出身の社員です。来日してからずっと首都圏で暮らしています。入社してから出張は数回ありましたが、首都圏から離れている場所へ行く機会はなかなかありませんでした。
この度、5月下旬に青森県にある八戸事業所へ1泊2日の出張がありました。今回のソフテックだよりでは、その時に感じたことをご紹介させていただきます。

2. 出張前に思ったこと

2-1. 八戸事業所について

ソフテックは本社事業所と八戸事業所の二拠点があります。私は入社してから本社事業所に勤めているので、八戸事業所へ行くことはありませんでした。それでも日々の仕事では、八戸事業所の先輩たちから様々な連絡や指導をいただいています。さらに、八戸事業所との打ち合わせでは、テレビ会議システムを活用しています。大きなテレビで顔がはっきり映っているので、まるで側にいるように距離感を全然感じません。
ただ、八戸事業所についていろいろと噂を聞いていました。例えば、八戸事業所はスペースが広く、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)がしっかりできているようです。このようなところはテレビで映すことができなくて、簡単に想像することもなかなかできません。そのため、段々興味を持つようになっていて、一度は自分の目で確かめたいと思っていました。

2-2. 遠距離出張について

はじめに、紹介させていただいたように、私は入社前も含めて首都圏以外の場所へ行くことがありませんでした。東京以外の場所もいろいろ観光したいと思っていましたが、経済的時間的に調整することが難しくて、なかなか実現できませんでした。そのため、仕事のための遠距離出張があれば、観光の計画も実現でき、一石二鳥ではないかと思っていました。入社後、仕事上での出張を数回体験しましたが、いずれも電車で1時間以内の距離で日帰りの出張でした。その経験を通して、出張の大変さを知り、出張に対して入社前の甘い考えを見直しました。しかし、近距離の出張と遠距離の出張は何が違うか、という問題について、あまり考えていませんでした。

3. 出張で感じたこと

3-1. 緊張感が溢れる

今回出張の経緯は、私が担当した案件がトラブル状況に陥ってしまい、緊急対応する必要があったためです。取り急ぎ出張するよう指示をうけましたので、出張前の準備や調査はまだできていませんでした。そのため、出張作業の全般に緊張感を持つことになりました。
最初は新幹線に間に会うかどうか緊張しました。新幹線は普通の電車と違い、八戸行きは1時間に1本しかありません。間に合わなければ、駅で1時間待つしかなくて、時間が無駄になってしまいます。はじめて新幹線に乗るので、乗り換えるのに時間が足りるか?切符を買うのに時間が足りるか?といろいろ心配していました。幸い、無事に新幹線へ乗ることができましたが、八戸駅を乗り過ごさないように注意していました。

ようやく八戸駅に着きましたが、タクシーに乗り換えると、今まで気づかなかったことに驚きました。それは運転手さんに八戸事業所の所在地を話すと、どこかなと逆に聞かれたことに緊張しました。その場で気づきましたが、私の名刺には「北インター工業団地ハイテクパーク」とあり、何丁目何番とは記載していません。どう答えればいいかと悩んでいたところ、運転手さんが北インター工業団地の地図を取り出して、一緒に八戸事業所を探してくれました。
地図に従って、八戸事業所の周辺に着いてもまだまだ安心できませんでした。

東京と違い、この辺の建物は全て緑に囲まれて、八戸事業所の写真を見たことがあっても、緑の中から見つけることがとても難しいと感じました。大変困っていたところ、八戸事業所の看板に助けられました。緑の中でオレンジの看板が非常に目立っていました。写真を見たときにはとデザインがいいなと思っただけでしたが、これほど重要な役割を果たしていることを自ら実感しました。

東京と違い、この辺の建物は全て緑に囲まれて、八戸事業所の写真を見たことがあっても、緑の中に見つけることがとても難しいと感じました。大変困っているところ、八戸事業所の看板に助けられました。
図1. 八戸事業所の外観

東京と違い、この辺の建物は全て緑に囲まれて、八戸事業所の写真を見たことがあっても、緑の中に見つけることがとても難しいと感じました。大変困っているところ、八戸事業所の看板に助けられました。
図2. 八戸事業所の看板

3-2. 新鮮さが満ちる

今回の出張はいろいろ緊張しまして、入社前に想像したほどは楽しくありません。しかしながら、初めてのことが多くて、新鮮さがいっぱいでした。

「初めて新幹線に乗る」
「初めて離れた場所へ」
「初めて八戸事業所へ」

普通の電車に比べて、新幹線の席が快適なので、3時間ほど乗ってもあまり疲れを感じませんでした。しかし、窓の風景が続々変わっていって、東京から離れていくことを実感してわくわくしていました。山や緑に囲まれている八戸の風景も雰囲気も、やはり東京と大きく違ってフレッシュな感じでした。
もっとも新鮮さを感じるのは、やはり八戸事業所です。苦労して探したからかもしれませんが、八戸事業所の建物や看板に親しみを感じました。中に入ると、思ったよりもスペースが広いというのが最初の印象でした。本社事業所はコンパクトで、どのスペースも最大限に利用されて、常にスペースの調整に気を遣っています。それに比べると、八戸事業所は十分なスペースがあり、余裕を持って落ち着いていると感じました。ただ、無駄に使うことではなく、どこでも厳密に管理されていました。
スペースの広さとともに、掃除が大変だろうと思いました。本社事業所では、清掃業者が毎日掃除しているので、身の回りなどの一部だけを社員が担当しています。しかし、八戸事業所は窓やトイレも含めて全て社員が掃除しています。仕事の忙しさにも関わらず、週2回、15分を使ってしっかり掃除している姿に感心しました。そのほか、本社事業所では社員の席が近くて来客も多いので、話し中は声を抑えていると思います。それに対して、八戸事業所はスペースが広いので、お互いに大きな声で話していることが印象的でした。

4. 出張を振り返って

今回八戸事業所への出張で、いろいろと大変でしたが、あくまでも社内の出張なので、先輩や上司にいろいろ助けられました。その結果、案件のトラブルを解決し、2日後本社事業所へ無事に戻りました。
出張を振り返って、得た経験や不足していたところをまとめます。今後、お客様のところへ行く場合でも、生かせるようにします。

(1). 事前の準備を徹底すべき

緊急の出張とはいえ、もう少し準備ができればよかったと反省しています。例えば、八戸事業所の地図を印刷して持っていくことやホテルを探しておくことなどがあります。
今回は先輩たちがタクシーやホテルを予約していただき、いろいろ助かりました。今後、もしお客様のところに行くときに、このような準備をしないと大変なことになると覚悟しなければいけません。

(2). 報連相が非常に重要

今回は1泊2日の出張で、それほど長期間ではありませんでした。しかし、やはり遠距離の出張なので、上司に心配をかけていることを後から気づきました。自分は仕事に取り込んでいたのですが、離れたところにいる上司には何も見えないので、いろいろ心配していました。それに対して、1日1〜2回の連絡ではまだまだ足りないと反省しています。今後は自分からもっと頻繁に報告することを意識するようにします。

5. 終わりに

初めての遠距離出張でいろいろ緊張しました。しかし、八戸事業所へ行くのに、先輩や上司にいろいろ助けられて、それほど大変ではなくて新鮮さを感じる出張になりました。このような機会を与えていただき、心より感謝しています。今回の貴重な経験を今後に生かせるようにしたいと思っています。
最後まで拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。

(Y.N.)


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