エアコンの例はCPUが入っているパソコンでも同じことができます。 しかし、エアコンの中にパソコンが入っていたらどうなるでしょう?
1.大きくなる
ノートパソコンを使ったとしても、大きくなってしまいます。
パソコンの場合は汎用的に利用するために、エアコンの制御以外の機能が多く含まれており、大きくなってしまいます。また、重量もあるため持ち運びするような機器に使う場合も制限事項が生じます。
2.高価になる
パソコンの購入だけでも数万円してしまいます。
その高価な物をエアコンに入れてしまうとエアコンが非常に高い物になってしまいます。
上記のようにパソコンは汎用性を高めるため様々な機能が含まれており、大きさや価格など制約が出来てしまいます。
これらの問題を打開するために、マイコンが使われています。 一般的には使用用途に合わせて基板を開発し、マイコンを実装します。 マイコンを使うことで必要最小限の構成になり、大きさや価格を抑えることができます。
パソコンとマイコンの大きな違いとして、CPUとしての処理能力が違います。 パソコンはマイコンに比べて単位時間当たりの命令実行数が多くなります。 ひとことで言うとパソコンのCPUが速いということになります。
しかし、使用用途を考慮した場合に速いCPUが必ずしも良いとは限りません。 速いCPUの特徴として以下のことがあります。
1.消費電力が大きい
消費電力が大きいとは電気をたくさん使うということです。
バッテリーで動作する物を開発する場合に電気を多く使うCPUを使うとバッテリーで動作できる時間が短くなってしまいます。
一概に言えませんが、クロック周波数(パソコンにある何MHzとか何GHzという数字)が高ければ処理能力が高くなりますが、同時に消費電力も高くなります。
2.高価である
パソコンで使われているCPUは数千円から数万円の価格で販売されています。
しかし、マイコンになると数百円またはそれ以下という価格でも購入できます。
量産品を作る場合は部品のコストは重要です。
製品を開発するためには、製品実現に適したCPUを選択し、価格をできるだけ抑えるということも重要な要素になります。
上記のように必ずしも、速いCPUが良いとは限りません。 また、弊社の経験からパソコンの方が故障率が高いように感じています。 特にハードディスクのように物理的に動作する機器は磨耗が発生してしまうため、それを使用するパソコンの方が故障率が高くなってしまいます。
RAID構成により回避することもできますが、マイコン化してROMやフラッシュメモリなどの磨耗が発生しない部品によりシステムを構成し、故障率を下げることも可能です。 |