三菱PLCへのアクセス方法としては2種類あります。1つはパソコン用ボードを用いる方法と、三菱より発売されているソフトウェアMX Componentを使用する方法です。
パソコン用ボードを用いる場合には直接PLCのデータリンクシステムへローカル局または通常局として組み込みます。ボードへのアクセスは三菱提供のデータリンクライブラリ(ボードに付属)を使用しています。
MELSECNET II パソコン用リンクボード
MELSECNET10 パソコン用リンクボード
MELSECNET10/H パソコン用リンクボード
三菱より発売されているMX Componentを使用する場合にはイーサネット接続、RS-232C接続が可能になります。イーサネット接続を行う場合には接続先のPLCにイーサネットユニットを用意して頂く必要があります。RS-232C接続を行う場合には接続先のPLCのCPUにあるRS-422のコネクタ、または計算機リンクユニットが必要になります。
MELSECNETパソコン用リンクボードの場合
自局リンクデバイスのW、Bがアクセス可能です。
また自局から別局のデバイスをトランジェント機能を使用しリンク経由で参照することができます。
以下に代表的なデバイスを書きましたが、これ以外のデバイスへのアクセスもMELSECNET用のドライバが対応してあればアクセスが可能です。
X// 入力接点
Y// 出力接点
M// 内部接点
D// データレジスタ
R// ファイルレジスタ
ER// 拡張ファイルレジスタ
またMXComponentにも対応しておりますので、イーサネット接続などで他局のデバイスにアクセスすることも可能です。
マニュアルより抜粋。
MELSECNETIIパソコン用リンクボード(光リンク)
MELSECNET10パソコン用リンクボード
トランジェント転送の場合にはアクセス先のPLC種別により、アクセス可能なデバイス、点数が違います。
すべてのPLC種別とそれに対応するデバイスをすべて説明できませんのでトランジェントで一番使用されると思われるデバイスについて書きます。
D(データレジスタ)
M(内部リレー)
R(ファイルレジスタ)
三菱PLC、横河PLC、オムロンPLCであれば同時接続は可能です。