HOME > ソフテックだより > 第214号(2014年7月16日発行) 現場の声編「入社して3ヶ月を振り返って〜ソフテックで学んだこと〜」

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ソフテックだより 第214号(2014年7月16日発行)
現場の声編

「入社して3ヶ月を振り返って〜ソフテックで学んだこと〜」

1. はじめに

私は2014年4月に入社した、入社3ヶ月の新入社員です。青森県出身で、学生時代は機械工学を専攻していました。ソフテックには東京の本社事業所と八戸事業所の2つがあり、テレビ会議等を用いて八戸でも東京と同規模の仕事ができると聞いて、この会社で働いてみたいと思いました。
ここではソフテックに入社して3ヶ月までに経験したこと、感じたことなどを書かせて頂きます。

2. 入社前研修について

ソフテックでは8月に内定者説明会を開き、そこから入社前研修を始めます。入社前研修ではNotesというグループウェアを用いて問題への回答や現状の報告などをしました。また、月に1回本社事業所で進捗報告会を行いました。研修は2段階に分かれています。

まず、第1段階研修について紹介いたします。第1段階研修では、ソフトウェア開発・コンピュータアーキテクチャ・プログラムの仕組み・C言語の4冊の書籍を読み、問題に回答するというものでした。期間は8月から12月までで、始めにどのように進めるのか予定を立てて、最低でも週に1回はNotesで進捗の報告を書きながら進めました。12月になると卒業研究が忙しくなることが分かっていたため、少し余裕をもって予定を立てていたのですが、研究が想定以上に忙しく、期限ぎりぎりまでかかってしまいました。

第2段階研修では、ビットマップファイルを解析するプログラムの作成を行いました。期限は3月まででしたが、卒業研究が非常に忙しく、なかなか研修を進めることができませんでした。

この研修で学んだことは2つあります。まず、プログラミングに関する基礎知識です。私は情報系の専攻ではなかったため、基礎知識が乏しく、多くのことを学ばせて頂きました。もう1つは報告の重要性です。12月頃から卒業研究が忙しくなり、なかなか研修を進めることができない状況でした。そのような場合にこそ自分の状況を詳しく報告することで、研修担当の先輩社員も状況を把握でき、助け舟を出すことができます。大学でも研究について、教授への報告をこまめに行い、研究をスムーズに行うことができました。このNotesでの報告を入社後は毎日行っており、自分自身の考えを文字にするので、頭の中の整理ができ、理解の向上につながります。入社前からこのように研修に力を入れている会社はあまり多くないと思いますが、入社前に報告する習慣を身に着けることができ、よかったと考えています。

3. 入社後基礎研修について

入社後7日間は基礎研修期間で、技術的な知識ではなく、経営理念や社内規則、Notesについての説明などを受けました。また、この期間ではフレッシュマンセミナーにも参加し、社会人としての心構えを学ばせて頂きました。
フレッシュマンセミナーは、公益財団法人モラロジー研究所が開催する新入社員向けのセミナーで、講義やグループワークを通して名刺の渡し方や電話対応などの社会人としての基礎的なマナーを学ばせていただきました。このセミナーには他社の新入社員も多く参加していたため、新入社員ではあっても、今この場所では自分がソフテックの顔であるという意識を持ってセミナーに参加してきました。このセミナーに参加するまでは、まだ学生気分だった部分もありましたが、ソフテックの顔であるという意識をもってセミナーに参加することで、自分が社会人であるということを自覚するようになりました。

4. 入社してから現在までについて

基礎研修終了後は、グループに配属され、上司や先輩の下で研修を行いました。始めは先輩社員がVBで作成したアプリについて、指示を受けながらアプリの修正を行いました。その後はC#で画面処理、ファイル操作、通信などについて学ぶために、下図のような研修用のアプリを作成しました。図1.のアプリは値の入力されたCSVファイルを読み込み、その値をフォーム内のグリッドとグラフに表示するアプリで、図2.のアプリは入力したグリッド内のデータを別のフォームに送信し、グラフで表示するアプリです。

研修用アプリ(画面処理とファイル操作)
図1. 研修用アプリ(画面処理とファイル操作)

研修用アプリ(画面処理と通信)
図2. 研修用アプリ(画面処理と通信)

分からないことも数多くありましたが、上司や先輩社員に相談質問することで、適切にサポートしていただきました。通信部分で、並列処理を行うスレッドや処理を肩代わりしてもらうデリゲートについて、扱いが分からない部分があったため質問したのですが、口頭での丁寧な説明に加えて、参考になる資料の提示をしていただいたため、しっかりと理解することができ、不安などを感じることはあまりありませんでした。ただ、質問の際に疑問点・不明点などをうまく伝えることができないことが何度もあり、現在の状況、問題点を正確に理解し、言葉にする能力が必要であると痛感しました。また、現在の対策、今後の方針などを付け加えることで、相手も答えやすくなるため、相手の立場で考えることも社会人には必要なことであると感じました。

また、新入社員は6月に推進室へと配属されました。各推進室では様々な活動を行っており、私は5S推進室に配属されました。5Sとは整理・整頓・清潔・清掃・躾の頭文字のSをとったものです。ソフテックでは5S活動として、挨拶運動や一斉清掃などを行っており、ここでは挨拶運動について紹介させていただきます。
ソフテックは「日本一挨拶の良いソフトハウス」を目指しています。挨拶運動の一環として、毎週水曜日の朝に、各社員の挨拶の評価を行っています。担当者に挨拶をし、笑顔・声・爽やかさ・声・姿勢について図3.のチェックシートで評価されます。

挨拶運動チェックシート
図3. 挨拶運動チェックシート

自分の挨拶がどのように思われているのか知る機会というのはあまりないため、このように評価していただくというのはとても貴重です。また、挨拶運動の担当は毎週ローテーションしており、自分も担当をする機会がありました。先輩社員の挨拶はとても参考になり、自分の挨拶を見直す良い機会になりました。毎週の挨拶運動以外にも出社時、退社時の挨拶や来客時の立礼などの取り組みをしています。
入社する前は特に意識して挨拶をするということはあまりなかったのですが、意識して大きな声ではっきりとした挨拶をすると、気持ちを切り替えることができ、出社してすぐ、スムーズに仕事を始めることができます。

5. 最後に

入社して3ヶ月が経過し、新しい生活や仕事にも少しずつ慣れてきましたが、技術力などまだまだ未熟な部分が多々あります。まずは、挨拶や報告など、すぐにできる部分からしっかりとやっていき、1日でも早くソフテックや社会に貢献できるよう努力します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(Y.O.)


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