HOME > ソフテックだより > 第194号(2013年9月18日発行) 現場の声編「長期出張を通して感じたこと」

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ソフテックだより 第194号(2013年9月18日発行)
現場の声編

「長期出張を通して感じたこと」

1. はじめに

私は入社18年目の社員です。入社後は組み込みソフト開発に携わった後、現在はPLC(Programmable Logic Controller)ソフト開発のグループに所属してFAVIEW、PLC案件に携わっています。
ソフテックの業務では、特にPLC案件を担当していると現地調整を行うことがあります。
現地調整とは、社内で作成したソフトをお客様のところに出張して納入前の検証をすることです。社内ではできない確認作業も含め、細かいところまで制御できているか確認します。

現地調整の期間は、案件の規模や現場の状況などにもよりますが、日帰り〜2週間くらいの出張となることが多いです。
ソフテックでは短期出張が多いのですが、私は今年1月から半年という長期出張を経験する機会がありましたので、そのとき感じたことを書きます。

2. 出張前に決めた目標と実践した結果

長期出張に行くに当たり、上司に相談しながらどのようなことに気をつけて作業していくかを考えました。
以下のような目標を決めて、出張先で実践していきました。

2-1. 元気に挨拶をする

出張先の工場にはお客様の人数も多く、さらに外部からも毎日たくさんの人が来ます。
工場内ですれ違う人や入構、退出時の関係者への挨拶など会う人には元気よく挨拶をするように心がけました。
ソフテックには営業の部署が無く、社員一人一人が営業的な役割を担う必要がありますので、まずは元気な挨拶で相手に好印象を与えるようにしたいと考えたのですが、好印象を与えるまでの挨拶はできていなかったと思います。

また、毎日一緒に作業をするお客様に対しては慣れ(狎れ)が出て、だんだんよい挨拶ができなくなっていたと思います。ときどき気づいて直すようにしましたが、相手はお客様であることを考えて毎日緊張感を持って接することができませんでした。
長期間緊張感を持続することは難しいかもしれませんが、緊張感を欠いてしまうと事故につながる恐れもあるので、自分自身がソフテックの代表であることを意識して気を引き締めて出張に臨むようにしたいと思います。

2-2. 透明性を意識する

ソフテックの経営理念の行動指針のひとつに「迅速透明 報連相」があります。
経営理念は社内にいるときも意識しますが、出張時にも意識して作業を行います。

お客様から作業依頼があったときには「作業が終わりました」という報告だけではなく、途中経過を報告したり、作業を進める上で困ったことがあればすぐに相談したりと、自分の状況をわかるようにしてお客様に安心していただくことを考えてやっていきました。
また、報告の方法も口頭だけでなく、メールも使って形に残したり、報告を忘れて後回しになったりしないよう注意しました。
また、出張していると社内の人には自分の状況がわかりません。
社内に対しては毎日宿泊先で日報報告をするようにしました。ほぼ毎日報告を出していましたが、現場の状況をリアルに伝えることが難しく、なかなかできませんでしたが、自分の状況を知ってもらうことを意識していきました。
自分の状況を知ってもらう方法として日報報告だけではなく、宿泊先とソフテック間でスカイプというソフト(音声通話やビデオ通話が可能)を使用してグループミーティングや社内勉強会にも参加しています。

2-3. 改善提案する

出張先では定型業務が多かったのですが、それをただこなしているだけではお客様に満足していただけませんし、自分のためにもなりません。
ソフテックの業務も単にソフトを作るだけでなく、お客様のニーズをくみ取ってよりよいソフトを提案するようにしています。
そのため、ただ作業をこなすだけでなく、改善・提案をしていくことを心がけていきました。

定型業務に対しては、どうすれば効率を上げられるかなど考えながら作業していきました。初めは作業のコツをつかむまで大変でしたが、それからはどうすれば効率が良くなるか試しながらちょっとずつ改善していくことができました。
また、お客様の資料に沿って行う作業があり、設備ごとに基準値があったのですが、それが同じような目的のものでもバラバラな値となっていました。
それらを統一するようにお客様に提案し、了解を得て進めていきました。
その結果、資料の記述間違いなども修正することができました。お客様も見直しをしようとしていたが手が回っていなかったということがわかり、良い改善提案ができたと思います。

2-4. お客様の助けになる

長期出張で常にお客様の近くにいるわけですからお客様が何をしていて、何か困っていることはないかなど気にしていくようにしました。
私は自分の作業に入り込むことが多く、ときどき周りが見えていないときがあり、常に周りの動きに注意することができませんでした。
また、ソフテックが納入したPC、PLCソフト関係でお客様が困っているときはできるだけ協力していくようにしました。
自分の作業状況を優先して積極的にいけなかったこともあるので、そこはお客様と相談していけばよかったと思います。
社内にいるときも自分の作業に入り込むことがあるので、今後は意識して周りの状況を見て関わっていきたいと思います。

3. まとめ

長期出張では出張時の緊張感を長期間持続しないとならないのが大変です。
たまに休日に近くの友人と会って食事をするなど息抜きもしながら気持ちを切り替えていきました。
また、イベント(歓送迎会や部署間の親睦会など)に声を掛けていただいて参加することもあり、直接仕事でお世話になっていないお客様とも交流できるいい機会になりました。

最後に、挨拶にしても透明性を高めることにしても出張時に限らず常に意識していかなければなりません。
たとえば、挨拶については社内で挨拶運動をしていますが、そこで評価もされますので自分が良くなかったところを改善していくなど日頃から意識していくようにします。
出張時に決めた目標は今後も意識していき、お客様に安心・満足していただけるようにしたいと思います。

(S.K.)


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