ラダーの場合、計算処理は1行に1つの演算しか行うことができません。しかし、スクリプトの場合には1行で複数の演算を行うことができ、”()”などを使用して演算の順番を指定することもできます。
そのため、複雑な演算処理を行う場合には同じ処理の実装でもスクリプトで記述した方が、ラダーで記述するよりもプログラム量を少なくすることができ、視認性もよくなります。
下記の例では、円柱の体積を求める計算です。ラダーの場合は3行の処理となるのに対して、スクリプトで記述した場合には1行で処理を実装することができます。
 |
| 図1. 計算処理(ラダー) |
 |
| 図2. 計算処理(スクリプト) |
ラダーで文字列を扱う場合、1つのデバイス(1WORD)にASCIIで2文字(2Byte)が格納されます。
通常PLCではデータをWORD単位で扱いますが、文字列を扱う場合にはByte単位で扱う必要があるので、ラダーで文字列を扱いづらいです。
しかし、スクリプトを使用であれば比較的簡単に文字列を扱うことができます。
例えば、PLCでファイル作成を行う場合などは、テキストデータの作成が必要となります。ラダーで文字列を作成する場合には、文字列の連結を使用することがよくあります。これをラダーで記述すると行数が多くなってしまう上に、最終的にどのような文字列を作成していようといるかパッと見でわかりにくくなります。しかし、スクリプトであれば1行で記述することができ、文字列全体を見れるためわかりやすくなります。
 |
| 図3. 日付文字列 作成(ラダー) |
 |
| 図4. 日付文字列 作成(スクリプト) |
また、通信処理などを行う場合には、文字列を受信して、その受信した文字列の一部を抜き出したり、文字列内にある文字が含まれているか検索を行ったりする場合があります。PLCメーカーにもよりますがスクリプトでは、文字列の検索命令/文字列の切り出し命令など用意されていて、比較的簡単に文字列の検索などを行うことができます。