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HOME > ソフテックだより > 第120号(2010年8月18日発行) 現場の声編「新入社員としての4ヶ月間を振り返って」

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ソフテックだより 第120号(2010年8月18日発行)

現場の声編

「新入社員としての4ヶ月間を振り返って」

1. はじめに

私は2010年の4月に入社した上海出身の新入社員です。会社説明会に参加した時に、ソフテックの仕事現場がしっかり整理整頓されていることや社員たちの挨拶や笑顔などで非常によい第一印象を受けました。さらに、ソフテックの上海進出計画を魅力に感じ、自分のふるさとで働けるかもしれないことも入社動機の一つでした。
幸いソフテックの一員になり、上司や先輩たちから指導を受けながら、自分の技術力を高めるように努力しています。新入社員としての4ヶ月間を振り返って、入社後研修内容や失敗したことや感じたことなどを紹介したいと思います。

2. 社会人になって変わったこと
2-1. 生活の変化

生活の変化といえば、もっとも大きなのは時間管理の変化です。学生時代では時間管理をあまり意識していなくて、生活は比較的に不規則でした。毎日の起きる時間を午前中の授業時間に合わせたり、毎日の帰る時間を研究や学習の進捗に合わせたりしていました。私の所属した研究室では、夜から深夜まで勉強していた学生が多かったです。指導教員も昼間に授業や会議に取り込んでいて、夜しか研究室に出られませんでした。私は昼間に出ていましたが、他の人と相談や議論したい時、夜遅くまで待っていて、生活習慣は変わってしまいました。

入社してから、私は毎日朝9時に出社しています。そのため、毎日7時に起きて、自転車で駅まで行って電車に乗ります。最初の頃、通勤は正直に大変でした。まず、毎日同じ時間に起きるということは前日の夜に同じ時間に寝ると意識しなければいけません。十分の睡眠時間を確保できなかったら、翌日に作業の効率が悪くなり、大きな影響を与えてしまいます。次に、社会人の自覚を持って出社時間に余裕を考慮しなければいけないと感じました。例えば、雨の日では、早めに自宅を出ることに注意するようになりました。徐々に慣れると、そのメリットを強く感じました。そのお陰で、朝ごはんを毎日しっかり食べるようになりました。さらに、睡眠時間が規則正しくなったので、より元気で健康的な毎日を送ることができるようになりました。

2-2. 意識の変化

意識を変えたきっかけは柏生涯学習センターで開催されるフレッシュマンセミナーに参加したことでした。会社説明会の時に、ソフテックでは社員教育に力を入れていると聞きましたが、入社してすぐにこのようなセミナーに参加する機会があるとは思わなかったので、少々緊張しました。しかし、柏生涯学習センターで充実かつ楽しい2泊3日間を送れてよかったと思います。

社会人としての生活を始める前に、柏生涯学習センターの場所を借りて真剣に今までの自分を反省し、今後の人生を考えることができました。今までの生活を送っていたなかで、自分がどれほど恵まれているかどれほど他人からお世話になっていたかなど一回も気づきませんでした。しかし、これから社会人としてこのようなことを考えなければいけない、気づかなければいけないと感じました。研修後に、『大きな志に従い、感謝の心を持ち、素直に自分の不足を補い、一日も早くソフテックの戦力になって社会に貢献したい』という目標を立てました。新入社員としてすぐに大きな成果をもたらすことは困難ですが、感謝をこめて挨拶や上司への相談などを徹底するように意識し始めました。

この4ヶ月を振り返って、実際に作業でいろいろな失敗をしてしまい、自分の目標を実現することが簡単ではないと実感しました。例えば、デバッグで予想外のバグを発見した時、違和感を強く感じ、一刻も早くその原因を見つけたいと思って修正しようとしたのですが、結局できなくて多くの時間を無駄にしてしまう失敗がありました。予想外のことが起こった時、まずやるべきことは上司に報告することだと反省しました。一つのバグを修正することぐらいはそれほど時間がかかりません。しかし、このような細かい遅れが積み上がって、結局納期に間に合わない大変な状況になってしまいます。したがって、一人前の社会人になるために、目標を常に心に掲げてまだまだ努力しなければいけないと感じました。

3. 入社してから見たソフテック
3-1. ノーツと透明性

会社説明会の時、ソフテックでノーツ(Lotus Notes)というグループウェアを用いて情報共有を行っていることやソフテックの透明性が高いことなどいろいろ聞きました。その時は興味深く、便利そうだという印象でしたが、入社してそれがソフテックでどのように位置づけられているか、どれほど素晴らしいことなのかを実感しています。

まず、入社後ノーツメールDBを開いて、読みきれない数多くの報告が来たことに驚きました。新入社員にもかかわらず、上司や先輩たちの報告を読むことができ、上司や先輩たちはどのように仕事をしているのかを詳細まで知ることができます。知識・経験不足のせいで、内容を全部理解することは無理ですが、新入社員として上司や先輩たちの報告の書き方や努力している姿勢を学ぶことができました。
また、日々の業務における報告だけではなく、ソフテックではこのようにすべての情報をノーツで共有し、透明性を高めます。そのため、ノーツはソフテックの命と位置づけられています。新入社員である私は、毎日一回日報報告を書いていて、自分の状況を報告し、上司や先輩たちからコメントやアドバイスをいただいています。
毎日報告を書くのは正直楽ではありませんが、上司や先輩たちの返信を読んで、自分のことを毎日注目されていると知り、やる気が溢れてきます。それはノーツのもう一つの効果ではないかと感じました。

3-2. 上司や先輩たちの指導

会社説明会の時、ソフテックは社員教育に力を入れているという所に魅力を感じました。入社してからソフテックの教育に触れ、上司や先輩方から親切な指導を受けて、改めてそれを実感しています。

上司や先輩たちの指導は入社前研修の時から始まりました。入社前研修の開始からまだ1年間も経ちませんが、上司を含め多くの先輩方から指導を受けました。直接の上司には毎日指導していただき、理解できないことを理解できるまで何回も親切に教えていただきました。技術力と経験の不足で、OJTでは失敗だらけですが、上司から一つ一つ指摘及び修正していただきました。他の先輩たちも忙しいところにもかかわらず、多くの時間をかけて助けていただきました。
指導の内容は作業に関するものだけではなく、保険年金制度やパソコン基本知識や報告の書き方なども教わりました。
私は上海出身で、日本語にまだ慣れていないため、日報報告の日本語表現について日々指導をいただいています。上司や先輩たちのおかげで、失敗を恐れずにいろいろ挑戦することができました。さらに、上司や先輩たちの親切に答えるため、迷惑をかけないまでに早く成長しようと努力しています。

4. 入社後OJTで学んだこと
4-1. マイコンソフトウェア開発について

入社後のOJTで、最初に携わったことはマイコンソフトウェア開発でした。マイコンソフトウェアとは、特定の機能を提供するために家電製品や機械等に組み込まれ、生活の中でどこでもあるソフトウェアです。例えば携帯電話の中のソフトウェアや、炊飯器、洗濯機など様々な家電製品をコントロールするソフトウェアです。
私が担当した組み込みソフトウェア開発はルネサスエレクトロニクス製78K0Rシリーズのマイコンを使い、開発ツールとしてCubeSuite(※1)を使いました。本番の開発に入る前に、入社前研修の復習とシミュレータ(※2)の学習を兼ねて簡単なサンプルプログラムを作成してみました。サンプルプログラムではLED、スイッチ制御、タイマ、シリアル通信などの基本機能を実現しました。以下に紹介します。
まず、スイッチでLEDを制御するサンプルプログラムの仕組みについて紹介します。図1に示したように、スイッチを押すと、現在点灯しているLEDが消灯し、その右にあるLEDが点灯します。もう一回スイッチを押すと、同じように繰り返します。一番右のLEDが消灯したら、一番左のLEDが点灯します。ここで、マイコンの入出力ポートにLEDを接続し、ポートの出力値を「1」に設定すればLEDを点灯させ、「0」に設定すればLEDを消灯させることができます。

図1に示したように、スイッチを押すと、現在点灯しているLEDが消灯し、その右にあるLEDが点灯します。
図1. スイッチを用いたLED制御の仕組み

次に、一定間隔でシリアル通信を実現するサンプルプログラムの仕組みについて紹介します。図2では、マイコンとPC間通信のシミュレーションを示しています。それを実現するために、マイコンのタイマとシリアル通信の機能を利用しました。タイマのレジスタを設定することで、一定の間隔で同じ動作を繰り返すことができます。また、シリアル通信を制御するレジスタを設定することで、送信、受信、連続送信など様々な通信動作を実現できます。

図2では、マイコンとPC間通信のシミュレーションを示しています。
図2. マイコンとPCとのシリアル通信のシミュレーション

サンプルプログラムを作成した後、本番の開発に取り込みました。開発の感想として、まずマイコンのマニュアルを熟読しなければいけないと思いました。それはマイコンソフトウェア開発の大前提だと思います。今でもマイコンの仕組みを全部覚えることができませんが、マニュアルを調べながらコーディングを進めるようにしています。次に、ソフトウェア仕様書を把握しなければいけないと思います。顧客との打ち合わせは上司に担当していただきましたが、上司から顧客のニーズを聞き出すために相談は大切だと感じました。本番の開発を通して、自分に足りない点を反省することができ、大変勉強になりました。初めての開発作業を今振り返って、面白くてやりがいが感じられる作業だったと思います。

4-2. パソコンソフトウェア開発について

6月にマイコンソフトウェア開発のOJTを終えてから、今までパソコンソフトウェア開発のOJTに取り組んでいます。パソコンソフトウェアの開発言語は数多くの種類がありますが、私が学んでいるのはC#ソフトウェアの開発です。使っている開発ツールはMicrosoft Visual Studio 2008(※3)です。マイコンソフトウェアとは違い、パソコンソフトウェアは未経験ですので、ゼロから学習し始めました。最初に教科書を読んでもまったく理解できなかったので、上司に一々教わっていました。実用の課題を回答することで、基礎知識の理解を深めることができました。現在のC#ソフトウェア開発では改良や調査など複雑ではない作業を担当しています。しかし、私を含めて何人かの社員がかかわっているので、一人の作業より気を配ることが多いです。自分の担当する作業が遅れたら、先輩たちの作業にも影響を与えてしまうかもしれないからです。自分の進捗を随時に上司に報告し、問題があった時、迅速に上司に相談することが大切だと改めて実感しました。

5. 終わりに

新入社員としての4ヶ月を振り返って、今までの失敗を反省することができました。また、入社してから、習得したことや成長したことをまとめることができました。これからも失敗を恐れずに、新入社員として感謝の気持ちを持ちながら、報告や相談などやるべきことを徹底的にしていきます。また、技術力を向上しつつ努力していきたいと思います。
最後まで拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。

(Y.N.)

[注釈]
※1
ルネサスエレクトロニクス製マイコンのコンパイル及びデバッグツールです。シミュレータ機能も含まれています。
※2
ICEの代わりにマイコンデバッグを実現するPCのシミュレータです。さらに様々な部品のシミュレーションができるので、ハードウェア(基板)の動作も確認できます。
※3
Microsoft製ソフトウェア開発の統合環境であり、開発ツールVisual C#も含まれています。

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