実施する日時、レビュー対象、レビューイ(レビューを受ける側)、レビューア(レビューする側)、予定時間、目標不適合検出数、などを計画し、その通りに実施をしていきます。
今回は実力者が揃った開発であったため、チームレビューをメインに、パスアラウンドやウォークスルーを組み合わせて実施する計画としました(レビューの種類については「■レビューの種類」を参照)。
レビューでは、主に成果物に対して意図した通りに作成されているかをチェックしていきます。
特に、CMMI(能力成熟度モデル統合:Capability Maturity Model Integrationの略)では、チームメンバー同士による作業成果物の欠陥と改善の機会を探す目的で実施するレビューを『ピアレビュー(Peer
review)』と呼んでいます(ピアとは、開発者と対等な立場の同僚を指します)。
このピアレビューにはいくつか種類があり、実施方法などにより、以下のように分類されます。
□アドホックレビュー(Ad hoc review)
計画的なレビューではなく、必要に応じて対応できる担当者へ確認してもらう、即席のレビュー。
特に記録を作成するなど管理的要素は無い。
□パスアラウンド(Pass around)
多重かつ同時進行型のチェック。
電子メールなどで作成成果物のコピーを何人かに配布し、複数のコメントを依頼。
□ペアレビュー(Pair review)
作成者とレビューアがペアを組み、作業成果物を確認。
□ウォークスルー(Walk through)
作成者が作業成果物をグループ員へ説明し、コメントを求める。
□チームレビュー(Team review)
複数のメンバーが参加して確認する。
計画、定義された手順に従って実施される。
□インスペクション(Inspection)
もっとも体系的で、各参加者に特定の役割を与え、多段階のプロセスが存在など厳格なレビュー。
作成者以外の参加者が会議を主導し、チェックリスト使用、分析なども実施する。