装置の動作確認を行っていると、動かそうとしても「・・・・」という感じでまったく動かないということがあります。
その場合にはソフト上で次の点を確認していき、原因を見つけて正しく動作を行えるよう修正を行います。
・ インターロック状態は問題ないか?
・ モーションコントローラに動作指示を正しく出しているか?
・ 移動時の動作速度は正しく設定されているか?
・ 移動先の座標は正しく設定されているか?
しかし、実機確認の初期段階では、動作の確認以前の問題が起きることもあります。
ここで担当したプロジェクトで発生した問題をご紹介したいと思います。
モーターなどを動かす前には、接続されている機器の入出力信号の状態を確認するI/Oチェックを必ず行います。
担当したプロジェクトでは、サーボモーターを動かす準備ができていることを表す「サーボレディ」信号が検出できないということがありました。このままではサーボモーターを動かすことができません。
確認をしていくと、結局の原因はサーボアンプに電気が供給されていなかったためでした。
装置のまわりにはドアがついていて、装置の動作中はドアが開いているとケガする恐れがあり危険です。それを防止するため、ドアが閉じていることをセンサで検出しないとサーボアンプに電気が供給されないよう安全対策を取っておりました。
こういった安全に関する配慮は、ハードで行う場合とソフトで行う場合があります。私自身はハードのみで安全対策した装置の経験がなく、このときは非常に勉強になりました。しかし、本来であれば事前に電源回路図面を確認してそういった安全対策があることを把握しておくべきでしたので、反省するとともに今後に活かしていきたいと思います。
このようにハードが関係する場合には電気図面の見方など電気的な知識が必要となります。最低でもセンサなどの各信号がどこにどう繋がっているか?信号線を追うことぐらいはできる必要があります。