「制御対象や上位システムは既存のままで・・・」という部分的なリプレース案件もあります。
このような場合に問題になるのが、実機を使用したテストを行えないという問題です。
もちろんシステムを借用いただければテストも行えますが、稀なケースであると思います。
そのため、当社では『社内試験用シミュレータ』を開発し、社内試験をおこなっております。
合わせてシミュレータを使用して、極力現地環境に近づけた社内試験を実施することで、現地確認前に品質を確保するように取り組んでおります。
当社がこれまで開発したシミュレータを簡単に紹介いたします。

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| 図1. 通信シミュレータ画面 |
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| 図2. 上位システムシミュレータ画面 |
シミュレータの画面はシンプルなものが多いですが、機能的にはランニングテストを考慮して長期間の通信ログを残せるようにしたり、定周期で自動送信したり異常電文を発生させたりという機能を盛り込む場合があります。
通信関連をシミュレートするほかにも、搬送装置のシミュレータを開発する場合もあります。
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| 図3. 搬送装置シミュレータ画面 |
この画面イメージは半導体装置の搬送部分を制御するシステムです。
この案件ではXY座標や速度を動作コマンドと合わせて搬送装置へ送信するシステムですが、社内には大きすぎて搬送装置を用意できません。
シミュレータを開発することで、実際の搬送装置が無くても、移動や動作を視覚的に見ることが出来ますので、社内デバックではかなり重要役割を果たしました。
以上のようにシミュレータは実機を使用してのテストが困難である場合でも、現地調整前に品質を確保する意味で非常に効果があります。
また、シミュレータのメリットは品質を確保するだけではなく、納入後万が一のトラブルが発生した際も社内にて現地同様の環境をすぐに作れることから、トラブルを早期解決することもシミュレータによって可能になります。