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HOME > ソフテックだより > 第48号(2007年8月22日発行) 現場の声編「人を育てる会社、ソフテック」

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ソフテックだより 第48号(2007年8月22日発行)

現場の声編

「人を育てる会社、ソフテック」

1.はじめに

私は、今年の4月にソフテックへ入社した新入社員です。ここでは、入社して実際に働いてみての感想を書かせていただきます。

2.ソフテックの印象

まずは、入社前から入社後数日までに感じた、ソフテックの印象についてお話しします。
ソフテックのように比較的従業員数の少ない会社では、社員一人一人が会社に与える影響が大きくなります。ソフテックはそのような状況で、それぞれが自分の役目を果たすために力を出し合ってがんばっている会社だ、という印象を就職活動中から受けていました。与えられた仕事をただこなしているのではなく、それぞれが目的意識を持ち、自分がやるべき事を見つけながら働いているように見えました。そんな様子を見て、“私もこの会社で働きたい”、“この会社の一員になりたい”、と考えるようになりました。そしていくつかの試験や面接を経て、採用していただき、4月から希望通りソフテックの社員として働いています。
4月2日に行われた入社式では、新入社員全員が、社長をはじめとした幹部が勢揃いしている前で、短い自己紹介のスピーチを行いました。もちろん緊張しましたが、少しだけ誇らしい気持ちも感じていたのを、今でも覚えています。そこで、やはりソフテックは社員全員をしっかり見ていてくれる会社なのだ、とはっきり実感しました。
(入社式の様子 → http://www.softech.co.jp/nyush07.htm

入社後にも自分の意見を聞いてもらえる機会はたくさんあります。例えば、新入社員はグループウェア「Lotus Notes」を利用し、一日の作業内容を毎日報告する事が義務付けられています。その報告は直属の上司だけでなく、社長や自分以外の新入社員など、多くの人が参照できる仕組みになっています。自分の意見を、そういった人に対して日常的に発信できるだけでなく、上司や時には社長から、直接返信をいただく事もあります。
このように多くの人に常に自分の働きを見てもらっていれば、がんばり具合が評価に繋がりやすいでしょうし、評価は別にしても、やりがいや責任感を常に感じていられます。社会人になったからには多くの苦労があるのでしょうが、ソフテックならばどんどん自分の能力を伸ばし、楽しみながら仕事ができるだろう、と思えました。

3.フレッシュマンセミナーについて

社会人になり、これまでと変化したものはたくさんあります。生活習慣、対人関係などが大きく変わっていく中で、自分が社会人であると認識し、自律した考え方を持てるようになるかどうかが、とても重要になります。
ソフテックでは、そのための機会を研修期間中に用意してくれています。今年は入社式の翌日から、千葉県の柏にある「モラロジー(※1)研究所 柏生涯学習センター」という所に、泊り込みで3日間のフレッシュマンセミナーを受けに行きました。
セミナーでは教本に沿った講義だけでなく、他の会社の方々といっしょになり、ディスカッションや体を動かしてのマナー講習などを行いました。見知らぬ人とコミュニケーションを取る練習にもなり、とても有意義な時間を過ごせました。
講義の中心となるのは、モラロジー研究所発行の「未来をひらく人間力」というテキストです。“ひらく”とひらがなで書かれていますが、これには“開く”と“拓く”の2つの意味が込められています。社会人としてのルールやマナー、会社の仕組みなどについてだけでなく、プラス発想の大切さや、成功と幸福の違いなど、人生について考える内容も多く含まれています。
このテキストの中で、またセミナー全体を通して、常に考え方の中心に置かれていたのが、“心”でした。例えば同じ挨拶でも、心がこもっているかどうかで相手に与える印象は変わります。印象は上手くごまかせたとしても、今度は自分の気持ちが異なってきます。決まりだから仕方ない、と考えて挨拶するのと、相手に良い気分になってもらいたいと心から願って挨拶するのでは、自分の気持ちの良さがかなり違うようです。普段相手の気持ちを考える事はあっても、自分の気持ちを意識して考える事はなかなか無かったので、このセミナー以降、意識して考えてみるようにしました。するとモラロジーに基づいた考え方というのは、相手も自分も幸福になれる画期的な考えなのではないか、と思うようになりました。ですが、人は本能という形で欲を持っており、道徳心だけで行動するというのはなかなか難しいものがあります。それでも、人間は道徳という考えを持っているおそらく唯一の生き物であると思うので、それぞれが心を成長させ価値ある人生を歩み、ひいては社会の繁栄と幸福に繋がっていけば良いと思いました。
そのような興味深い講義が、仕事とは何か?どうして働くのか?といった根本的な所を考えるきっかけとなり、自分が社会人としてどうあるべきか、このセミナーを通して少しずつ見えるようになってきました。私は大学を卒業し、そのまま心構えもできずに社会人になってしまったので、このような機会があり、良かったと思います。

4.入社前・入社後研修

前に挙げたフレッシュマンセミナーもここに含まれるのですが、それ以外でもソフテックの研修はとても充実しています。
最初の研修は入社前からスタートする入社前研修で、指定された本を読み、設問に答えていく、というものでした。今年の新入社員が読んだ本は、「ソフトウェア開発」、「コンピュータアーキテクチャ」、「プログラムはなぜ動くのか」、「プログラミング言語C」の4冊です。内容はコンピュータの仕組みやプログラムについてなど、ソフテックで働く上で必要になるもので、入社前には知識が不足する部分があったとしても、この研修で補う事ができます。卒業論文の作成やアルバイトと重なり、なかなか思い通りに入社前研修が進みませんでしたが、Notesを通して回答する度に、研修担当の先輩方が丁寧に添削してくださいました。正解でも不正解でも、ヒントや注意事項などのコメントを付けていただけたので、より理解が深まり、やる気も起きました。

入社してからは、C言語を使ったマイコン(※2)のプログラム作成などを、研修の一環として行いました。まずはLEDを点滅させたり、LCDに文字を表示させたりという簡単なプログラムから作り始めて操作方法を覚え、マイコンに慣れていきました。はじめはただ思い通りに動けば良し、としてソースコードを記述していたのですが、やはりそれではプロとして通用しません。コーディングルールと呼ばれる記述規則に従う事、同じ動作でも簡潔な処理で済ませる事、なるべく誰にでも見やすく、メンテナンスしやすく記述する事、などのノウハウを覚えました。
ソフトウェアエンジニアと言うと、プログラムだけを作っているイメージがありましたが、実際はソースコードだけでなく、いくつもの書類を作成する必要があります。設計書や試験項目書といった文書を形式通りに作成し、しっかりと管理する事で、ソフトウェアの品質を高く維持できます。私は、文書を丁寧に作成するという作業に慣れていなかったので、先輩方に何度も指摘していただいて修正し、少しずつ完成に近づけていきました。
そのような作業を繰り返して少しずつプログラムの規模を大きくしていって、私が作った中で最も長いソースコードになったのは、電卓機能を持つプログラムでした。(図1、図2)
PC・マイコン間で通信を行い、キーボードから入力された数式をマイコンが計算し、結果をPCに返してディスプレイに表示させるというものです。何度も失敗と修正を繰り返し、思い通りの動作をさせられた時には、大きな達成感を得る事ができました。そうするとプログラミングがとても面白くなってきて、計算可能桁数を増やしたり、結果を表示している画面にメモをできるようにしたりと、要求された仕様以上の機能をどんどん作ってしまいました。これだけ楽しく能力を伸ばす事ができたのも、ソフテックが新入社員に研修期間を与えてくれて、先輩方が親切に指導してくれたかおかげです。

マイコン・PC間で行われているデータのやり取りの様子です
図1. マイコンとPCのシリアル通信

一般的な電卓アプリケーションに近い動作をさせる事ができました
図2. 自作電卓の操作画面(ハイパーターミナル)

研修の最後には新入社員全員が集まり、それぞれの研修の成果を発表し合いました。用意した発表資料をプロジェクタで投影しての、かなり本格的なものでした。いっしょに入社したメンバーが、それぞれに異なった勉強をして成長していたのだとわかり、とても良い刺激になりました。

私は大学で情報通信学科に所属していましたが、決してコンピュータに詳しい方ではなく、入社前は仕事内容についていけるか不安に思っていました。しかし、説明会などで聞いていた通りソフテックは新入社員教育に力を入れており、ここで挙げたような研修を通して知識とある程度の自信をつけることができました。

5.おわりに

私がソフテックに入社し、まだ4ヶ月程しか経過しておりませんが、我ながらかなり成長できたと思っています。会社のルールを覚え、パソコンの扱いに慣れ、仕事上でも私生活上でも、社会人としてふさわしい考え方ができるようになってきました。これもソフテックという会社が社員一人一人を大切にしていて、先輩社員の方々が新入社員に対して一生懸命に指導してくださったからです。
成長したといってもまだまだ非力な新入社員である事は確かなので、早く一人前の社会人になり、来年以降は私が教える側の役目を立派に果たせるよう、努力していきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

(N.N.)

[注釈]
※1
モラロジー(moralogy)とは、道徳を表すモラル(moral)と学を表すロジー(logy=logic)からなる学問名です。
※2
マイクロコントローラ、またはマイクロコンピュータの略です。コンピュータシステムをひとつの集積回路に組み込んだものであり、電子機器の制御用に最適化されています。

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