HOME > ソフテックだより > 第46号(2007年7月18日発行) 現場の声編「ソフテックに入社して」

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ソフテックだより 第46号(2007年7月18日発行)

現場の声編

「ソフテックに入社して」

1.はじめに

私は、今年の4月にソフテックへ入社した新入社員です。これから、私が入社してから感じたことについて書きたいと思います。

2.入社してからの印象

私は大学時代、農学部に在籍していました。同じ理系とはいえ、ソフテックは全く別分野の会社です。入社理由は色々あるのですが、主に「新しいことをやってみたい」、「なんだか色々なことをやっている」ということからソフテックへ入社しました。

別分野なので正直不安はありました。しかし、9月から入社するまでの半年間、ノーツ(※1)を使って入社前研修を行いました。内容は次の「研修制度」の項目でお話しますが、私はこれまでプログラムもコンピュータも触れてきていなかったので、本当に基本的な勉強から、独学ではなく、先輩社員のサポートの下に行うことができたのは良かったと思います。また、「情報系以外の学部の先輩もいるし、なにより採用してくれたのだからなんとかなるのでは」という楽観的な気持ちも少しありました。

入社してから感じたことは情報共有の大切さです。
ソフテックは社内の情報はほとんど全てノーツで共有されます。報告や承認、相談などもノーツで行われます。そして新入社員は1年間毎日業務日報を書かなくてはいけません。日報を書くことで他の人に自分の状況を知らせることができますし、逆に日報を見た人から(自分のグループ以外の人からでも)アドバイスをもらうことができます。自分から情報を発信すればするほど、他の人と情報共有をすることができ、助けたり助けられたりできるということです。
また、自分の気持ちや感じたことなども書くことが奨励されているので自分なりの日報が書くことができます。そのような日報報告には時々社長からコメントが返ってきます。例えば、私がお客様提出用の報告書を上司に審査してもらっている時、『上司が声をあげるたびに「また修正個所があったんだ・・・申し訳ない」とビクビクしていました。』と日報に書きました。すると翌日、『ビクビクする必要はない。先輩社員もこき使うとよい。そうやって成長しなさい』と社長からコメントが返ってきました。なるほどと思うと共に少し元気になれました。

学生時代は文書での報告はもちろん、きちんとした報告書を書く機会もなかったため、私の日報は書くのに時間がかかりますし、内容も至らない点だらけです。特に私の日報は自分やその仕事に関わっている人は分かっても、他の人が読んだ場合に分かってもらえないような文章になりがちです。他の人に向けた視点を持つことや、周りに気を配る、ということをこの日報を書くという作業で少しでも身に付けたいと思います。
また、学生時代と異なり、自分の日報も仕事のうちで、よく言う「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)のどれかが抜けていても(たとえ仕事自体はできていても)、いけないのだと思いました。私は「会社」に入社して「自分」だけで仕事をしているわけではないのだから、他の人にきちんと自分の状況が把握されていなければきちんとした仕事をできている、とは言えないのだと思いました。
きっと、仕事ができるようになるにつれてそういった部分でおごりが出てきてしまうような気がするので、今の謙虚な気持ちを忘れずにがんばっていきたいと思います。

3.研修制度について

次に、研修制度についてお話します。
ソフテックの研修制度は、まず入社前研修があります。研修内容は基本的なコンピュータ、ソフトウェア、C言語についての書籍を用いたノーツ上での自宅学習でした。これは入社した時に新入社員が皆同じスタートラインに立てるように、と考えられたものです。

入社後はすぐに他の企業と合同の新入社員研修会に参加しました。そこで新入社員としての心構えの講義を受けたり、目標設定を行いました。その後、会社に戻り、経営理念や社内規則、電話応対について講義していただきました。
そして各自、担当の上司についてそれぞれ研修やOJTに入ります。内容は配属されたグループごとにマイコンについてや、PLC、Windowsプログラムについてと様々です。

更に3ヶ月間の研修期間の終わりに入社後研修発表会があり、自分が入社してからしていたことの発表や、改めて色々と考え直すことのできる時間が与えられます。
やはり最初はがんばろうと思っていても、時間が経つにつれて他のことに気を取られ、決意や目標が薄れていってしまいます。こういった機会を与えてもらうことでモチベーションを持ち直すことができるので良いと思います。

私はあまり自分で長期的な目標を立ててそれに向かって粘り強くがんばる、ということが得意ではありませんでした。これからはこういった機会を生かすと共に、自分を振り返る機会を定期的に持ち、モチベーションを維持できるようにしたいと思います。社会人になり、これからは「誰かが言ったから」ではなく、「自分が」自分のためになることを考えて取り組んでいきたいと思います。

4.OJT(On the Job Training)について

私の入社してからこれまでの仕事は主に3つありました。OJTではデータベース設定とJTAG評価、研修としてH8マイコンを使った通信電卓作成です。 今回はこの中からJTAG評価作業についてお話したいと思います。

CPUの内部にはバウンダリスキャンという、CPUやプリント基板が断線やショートなどをしていないかチェックする機能があります。今回の作業では、そのバウンダリスキャン機能が正常に働くかどうかを評価しました。ちなみにJTAGとはバウンダリスキャンの規格のことです。

今回の評価作業では以前に先輩が作成した評価作業ソフトを使い、手順を教えていただきながら行いました。評価作業にはテスト対象CPUやプリント基板や電源など、これまで見たこともないものをたくさん使いました(図)。普段マイコンが日常の家電の中に入っているのは知っていましたが、剥き身の状態でみることはありませんでしたし、CPUやプリント基板などは見たことも触ったこともありませんでした。とにかく全てが新鮮でした。

パソコンとCPUを乗せたプリント基板と電源を繋いで、バウンダリスキャンテストを行います。パソコンやCPUの中では色々なプログラムが動いています。
JTAG評価構成図

評価作業自体は手順どおりのもので、更に先輩に教えていただきながら比較的順調にできました。 しかし、途中ちょっとしたことでつまずき、先輩に相談すると「ああ、こういうことだよ」とすぐに原因が分かり、教えてくれたのを見て、「すごいなあ」と思いました。経験的なものもあるのでしょうが、見る視点がやはり(当たり前ですが)新入社員とは違うと実感しました。

また、今回の評価作業は評価の後に報告書の作成がありました。以前に先輩が担当した評価作業報告書を土台に作成しましたが、勉強はしたものの報告書として書くにはまだまだ知識が足りず、なかなかきちんとしたものが作れませんでした。更に勘違いしている部分や作業途中には気にしなかったところが気になってきたり、他の人に分かりやすくするためにはどうしたらよいかを考えたりと、報告書一つ作ることも大変なことだと思いました。「ソフトウェア開発をする」ということは(今回は開発ではありませんが)、ただプログラムを作るだけではなく、それに付随した文書の作成も大変だということが少しだけ理解できた仕事でした。

また、今回の作業は1週間ほどお客様のところに出張して行いました。初めての出張で、緊張して自己紹介に失敗したり、報告書に必要な型番をメモし忘れたりと様々な失敗をしてきました。しかし、自分の行っている作業がお客様のため、という実感がわいたので出張に行かせて頂いて本当によかったと思います。また、お客様と話していて、「ソフテックに依頼してこの作業は楽にできるようになった」と聞き、自分がやったことではないですが、うれしかったです。今後は自分がお客様にそう言われるような仕事ができるようになりたいと思いました。

5.おわりに

入社して3ヶ月、OJTや研修を通してそれぞれに色々なことを考えながら過ごしてきました。学生時代と違う、ということはひしひし感じますし、これまでと別分野の仕事についた、ということで「他の人よりもがんばらなくては」というあせりも感じています。しかし、自分の今までの人生の中で「あせればあせるほど良い結果は生まれない」という自分の特性は把握しているので、これから少しずつ勉強して着実に一人前になれるように、初心を忘れず精進していきたいと思います。そして今周りの方々にたくさん迷惑をかけたりお世話になったりしている分、自分の仕事だけでなく、周りの人を少しでも助けることのできる一人前の社員になりたいと思います。

拙い文章ですが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(Y.D.)

[注釈]
※1
社内で情報を共有できるグループウェア

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