HOME > ソフテックだより > 第15号(2006年4月5日発行) 現場の声編「組み合わせ確認について―初めての社外作業―」

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ソフテックだより 第15号(2006年4月5日発行)

現場の声編

「組み合わせ確認について―初めての社外作業―」

はじめに

私は、入社してちょうど一年の新人社員です。今回は、はじめて組み合わせ確認に行ったときのことについてお話しします。
ソフテックに入社して半年ほどして、装置制御を行うアプリケーション開発に関わりました。先輩社員とともに開発に参加し、装置との組み合わせ確認を行うために協力会社へ出張に行きました。社外作業は、初めての経験であり、いろいろと不安がありましたが、何とか終えることができました。このときの経験についてご紹介します。

1.システム概要

システムは、ワイヤー加工機、加工したワイヤーの不良品判定を行う装置、生産管理を行うパソコンから構成されます。
ワイヤー加工機は、顧客が販売している製品です。不良品判定を行う装置の開発は、協力会社(以下、装置メーカー)が行います。パソコン上のアプリケーションの開発をソフテックが担当します。
アプリケーションの開発は、先輩社員と私の計二名で行いました。不良品判定装置への通信制御を行う部分を私が担当しました。不良品装置は、PLC(Programmable Logic Controller)を使用しており、不良品判定を行うタイミングをアプリケーションが制御します。

図1. システム構成図
図1. システム構成図

2.組み合わせ確認の状況

組み合わせ確認は、装置メーカーに出張して行いました。
今回、不良品判定装置は未完成であったため、替わりに、PLC信号の確認用のタッチパネルが用意してありました。PLCの信号の確認が容易になる反面、不良品判定の時間や精度の確認ができないといった問題があります。本来ならば、組み合わせ確認は実機装置が完成してから行います。(今回は実機装置が完成していなかったため、厳密には組み合わせ確認を行えませんでした。) 
実機装置での動作が確認できず、残念に思いました。

3.作業環境構築

はじめに、組み合わせ確認をしやすい環境を整える作業を行います。新人の仕事はここだとばかりに、きびきび作業台やPCを運びます。
さらに、ワイヤー加工機、PLC、PCをセットアップし、ネットワークを構築します。今回は、PLCとPC間の接続に既製品の通信コンポーネントを使用しました。社内で確認したように、特に問題もなく接続を確認できて、ほっとしました。

4.PC ― ワイヤー加工機 の動作確認

ワイヤー加工機自体はすでに製品化されているもので、本システムにおいて変更することはありません。確認内容は、「PCからの通信制御でワイヤー加工ができるか」ということです。
ソフテックでも開発用のワイヤー加工機を借り受けていましたが、本番用のワイヤー加工機を使用してみるとうまく通信制御できませんでした。原因は、ワイヤー加工機のソフトのバージョンが違っていたためでしたが、見た目にバージョンの違いがわからなかったため、解決するのに苦労しました。

5. PC ― PLC間の通信制御

PLCの信号割付やON/OFFのタイミングなどは、装置メーカーと連絡を取って、開発を進めていました。しかし、事前に仕様の確認を行っていても、いざ確認を始めると問題が出てきます。問題の多くは、PLC信号のON/OFFを行うタイミングの問題で、「仕様に明記していなかったが、不良品判定の直前では、ワイヤー搬送の信号がOFFであるべきだ」といったような内容です。このような場合、装置メーカーとよく相談し、詳細な仕様を詰めることになります。

また、OFFであるべき信号が一瞬だけ信号がONになってしまうといったアプリケーションの不具合が見つかったりします。不具合の原因がわからない場合、アプリケーションをデバッガで起動します。ステップ実行などのデバッガ機能を利用することで効率的に原因を特定できるようになります。

しかし、すぐに原因が特定できない場合は、装置メーカー殿の待ち時間を作らないように配慮する必要があります。不具合内容や作業進捗にもよりますが、その場で問題を解決せずに、社内に持ち帰ってから修正を行う場合もあります。そして、次の確認時にその修正内容を確認します。

6. ソフテックの代表として

初日と二日目は先輩社員とともに組み合わせ確認に行っていましたが、三日目以降一人で行くことになりました。正直、一人での社外作業には少し不安がありましたが、先輩社員の社内からサポートにより、なんとか対応していました。
しかし、私は以下の失敗に気づいていませんでした。

私は、先輩社員が開発を担当した部分については仕様の理解のみで、ソースコードの理解を十分に行えていませんでした。そのため、組み合わせ確認中に先輩社員が開発した部分の調整が必要になった場合、その都度、ソフテック社内にいる先輩社員に確認をとっていました。電話の頻度は、一番多いときで五分おきに五分以上の電話を行うといった状態になっていました。その日、先輩社員の携帯電話の電池は、帰るときまで持たなかったそうです。

もちろん、私が一人で対応する旨を装置メーカーに伝えたときに、先輩社員が本社でサポートすることは伝えてあります。しかし、何度も本社へ連絡をいれるのは、周りからみてよいものではありません。「何故、新人だけを出しているのだ」というようになりかねません。社外では、ソフテックを代表した立場ということを常に意識する必要があります。

あとがき

いかがでしたか?
正直、「一年目から大変だ」と考えている人もいると思います。しかし、私はこれがソフテックの良いところだと思います。ソフテックでは、一年目だからといって、勉強や雑務ばかりということはありません。やる気があれば、どんどん仕事を回してもらえます。一年目なので、わからないことだらけですが、やさしい先輩達が助けてくれます。現に、私はいつもお世話になっています。
新人として大事なことは、日々の経験を確実に成長へとつなげることだと思います。先輩社員に追いつけるよう、これからも努力していきます。

(K.S.)


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